家の光協会

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やさい畑

2026年2月春準備号

1100円(税込)

2026年1月5日発売

IENOHIKARI

特集

地力×畝力×苗力で変える
畑の底力アップ大作戦

 まだまだ寒い日が続くこの時季。「春の作付けは当分先…」と、のんびりしていませんか。温暖化の影響で、春の長雨、初夏の空梅雨、夏の猛暑と、家庭菜園を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。こんなときだからこそ、早めに準備して、環境変化に強い畑につくり変える必要があります。先んずれば"野菜づくり"を制す。畑のポテンシャルを最大限引き出すための作戦プランを、順を追って解説します。
【主な内容】
作戦①地力をアップ 寒い時季こそ畑の地力を上げる好機
3回に分けて土を耕し、作付けまでに“3層構造”をつくる
応用ワザ①一度仕込めば深根の果菜類が何年も育てられる「落ち葉床」
応用ワザ②極端に水はけの悪い場所に有効。「寒起こし」で硬盤に“ひび”を入れる
作戦②畝力をアップ 畑の環境条件に合わせて畝を立てる
マルチを使い分けて春の作付けを制する
作戦③苗力をアップ 植えつけ適期の良苗を選ぶ
水で根鉢と畝を“一体化”させて苗を植えつける

監修/木嶋利男
東京大学農学博士。伝統農法文化研究所代表。栃木県農業試験場生物工学部長などを歴任。自然農法や伝承農法の研究と後継者の育成に携わる。『連作でよく育つ野菜づくり』『驚くほどよく育つ野菜づくりの裏ワザ 決定版』(共に家の光協会)など著書多数。

内田達也
アースケアテイカー。㈱いかす取締役。1976年、東京都生まれ。神奈川県平塚市で8haの有機栽培圃場を運営し、年間40品目の野菜を出荷。持続可能な農業の担い手を増やす「はたけの学校【テラこや】」講師を務める。

プレゼント企画

総勢382名にプレゼント
新・強・味が大集合!
えりすぐり品種ガイド2026

 春からのラインナップに加えたい、今年のおすすめ品種をご紹介。新発売の品種や、強さ、おいしさといった家庭菜園で気になるポイントに強みをもつ品種を集めました。掲載品種の種は、各10名にプレゼントします。

特別企画

育成者直伝
『べにはるか』で作る究極の干しいも

 サツイマイモブームが続いていますが、これを牽引している品種が『べにはるか』です。焼きいもや蒸しいもにすると、ねっとりとした食感と強い甘みが味わえ、人気です。この品種の生みの親、山川 理さんがすすめるのが、干しいも。初めて食べた人は、高級なお菓子のような味わいにびっくりするそうです。『べにはるか』の特性を知り尽くした山川さんに、究極の干しいも作りを教わります。

監修/山川 理
1947年静岡県生まれ。京都大学農学部卒。元九州沖縄農業研究センター所長。サツマイモやイチゴの新品種を多数育成し、代表的な品種は『べにはるか』『さちのか』。現在、山川アグリコンサルツ代表。新品種の育成や食品加工、地域活性化のコンサルティングを行う。著書に『サツマイモの世界 世界のサツマイモ』(現代書館)などがある。

大型連載

もっと知りたい菌ちゃん農法
庭先で楽しむミニ菌ちゃん農法

 無農薬・無肥料でも糸状菌の力を生かして、大きくて健康な野菜が育つ「菌ちゃん農法」。今号は「庭先で菌ちゃん農法を始めたい」という要望に応え、レイズドベッドや収穫コンテナ、肥料袋を使ったミニサイズで取り組む方法を紹介します。

監修/吉田俊道
㈱菌ちゃんふぁーむ代表取締役。1959年、長崎市生まれ。九州大学農学部大学院修士課程修了後、長崎県農業改良普及員を経て1996年に有機農家に。食育推進にも取り組み、NPO「大地といのちの会」理事長を務める。著書に『微生物の力だけで奇跡の野菜づくり 図解でよくわかる菌ちゃん農法』(家の光協会)など。


プランターで循環野菜づくり 

ペット用品で手軽にできる
夏野菜のがっちり苗づくり

 トマトやナスの苗を適期に植えつけるためには、まだ寒い2月下旬〜3月上旬に種まきをします。育苗には加温が不可欠ですが、それだけでは徒長したひょろひょろ苗になりがち。安藤さんが重視するのは、昼の日光浴と夜の適温の維持。「管理に手間はかかりますが、わが子を育てるように細やかに世話をやけば、節間のギュッと詰まった元気な苗に育ちますよ」

栽培指導/安藤康夫
東京都板橋区在住。2006年から自宅の屋上(約35㎡)でプランター栽培を始める。伝統野菜を中心に年間30品目の野菜を育て、自家採種を続けている。著書に『プランターで有機栽培1・2』(農文協)がある。


基本がわかる大型連載

有機自給農家
柴田家のやさしい野菜づくり

 有機農業のメッカとして名高い茨城県の八郷地区に夫婦で新規就農した柴田農園による栽培講座。季節に合わせた野菜を育て、収穫物でさまざまな加工品をつくる自給生活を送るお二人に有機での野菜の育て方を教えてもらいます。新規就農者だからこそ気づいた栽培のポイントをふんだんに織り交ぜて、わかりやすく、やさしく解説します。

 【今号の内容】
●栽培(ジャガイモ、ゴボウ、ヤマノイモ、長ネギ、コンニャクイモ)
●加工食づくり(大玉こんにゃく、納豆)●温床づくり、苗づくり、ボカシ肥づくり

指導/柴田佳幸・柴田美奈
茨城県石岡市で柴田農園を営む。1.2haの畑で年間約70品目の野菜を有機栽培で生産し、契約者に野菜セットとして出荷している。ともに東京都出身。それぞれ石岡市の有機農家で研修後、独立して結婚。現在は、高校生から4歳まで5人の子供たちとセルフビルドした住まいで、できるものはなんでも自分たちで作る自給自足的暮らしを実践している。





循環菜園 野菜づくりの新常識

品種特性を最大限に生かす
早生エダマメは早まきが吉

“夏野菜”のイメージが強いエダマメですが、じつは保温すれば、気温の低い春先から種がまけます。早まきすると、害虫の活動が活発になる前に育ち、良質なさやをひと足早く収穫することができます。そこで、まだ冬の寒さが残る2月下旬から4回に分けて種をまき、生育とできを検証しました。

栽培指導/内田達也
アースケアテイカー。㈱いかす取締役。1976年、東京都生まれ。神奈川県平塚市で8haの有機栽培圃場を運営し、年間40品目の野菜を出荷。持続可能な農業の担い手を増やす「はたけの学校【テラこや】」講師を務める。

イガさんの菜園実験室 

植えつけ時期が早いと収量は増える?
ジャガイモの早植え実験

 涼しい気候を好むジャガイモは、他の野菜に先駆けて春先から植えつけができます。この性質を利用して、種イモをなるべく早く植えて、栽培日数を長く確保すれば、それだけイモの肥大が進むかもしれません。
 そこで、まだ冬の寒気が残る2月中旬に植える「早植え」と、例年どおり3月中旬に植える「通常植え」で、生育や収量にどんな違いが出るのか検証しました。

栽培指導/五十嵐 透
東京都練馬区の農業体験農園「イガさんの畑」園主。練馬区農業体験農園園主会会員。江戸時代から続く農家に生まれ、平成11年に農業体験農園を開設。現在は約120名の利用者に、年間約20種類の野菜の栽培法をわかりやすく指導している。



農の匠

ショウガ栽培の極み技

 野菜ごとに優れた栽培技術を持つ生産者に、栽培の極意を伺います。土づくりから収穫までの技術を深掘りすることに加え、家庭菜園に応用できるワザを紹介。今号は、茨城県城里町で絶品のショウガを育てている檜山克彦さんにご登場いただきます。



自然栽培を成功させる方法 

草の力ですくすく育つ
自然栽培は今がはじめどき

 神奈川県愛川町の農園で、年間100品目もの野菜を自然栽培で育てて、出荷している田村吾郎さんによる栽培講座。今号は、初めて自然栽培を始める方に向けて、畝の立て方を一から詳しく紹介します。難しいイメージがある自然栽培ですが、ポイントを押さえれば、ハードルはそれほど高くはありません。スタートするには、枯れ草が入手しやすい冬がうってつけ。畝1本から、気軽に試してみませんか。
 
栽培指導/田村吾郎
1971年、神奈川県生まれ。東京農業大学大学院農学研究科修了。2012年、愛川町で就農し、「わんぱく自然農園たむそん」を開園。無肥料・無農薬で栽培した野菜を地元の直売所で販売するほか、個人宅やレストランに届けている。

畑の探求者 

食味&多収のいいとこ取り!?
ジャガイモの接ぎ木をやってみた

「この品種は味が好みだけど、収量が少なくて…」と思うことはありませんか?ジャガイモの収量は、一般的に生育期間が短い早生系は少なく、晩生系は多くなる傾向があります。この課題を解決すべく、ジャガイモ同士を接ぐという、まさに前代未聞、常識を覆す栽培法に挑戦してみました。
 
栽培・文/和田義弥
大学卒業後、出版社勤務を経てフリーライター。茨城県石岡市に暮らし、約5反の田畑で自給用の米や野菜を栽培。世界70か国以上を旅したなかで出合った多様な栽培法を実践する。著書に『家庭菜園の超裏ワザ』(家の光協会)などがある。

別冊付録

よく出る! よく育つ!
種まきマスターブック

 野菜は種類によって性質が異なります。それは種の段階でも然り。種の個性を知ることで、上手に発芽させることができます。そんな種まきの奥深さを解説した人気連載「種まき名人」に新規取材を加え、使いやすいハンディタイプにまとめた必携の1冊です。

監修/竹内孝功
自然菜園コンサルタント。自給自足Lifeおよび合同会社自然菜園スクール代表。長野県長野市在住。無農薬、無化学肥料栽培による持続できる自然菜園や自家採種のやり方を指導。『これならできる! 自然菜園』(農文協)、『育ちや味がどんどんよくなる 自然菜園で野菜づくり』(家の光協会)など15冊以上の著書がある。