特集
地力×畝力×苗力で変える
畑の底力アップ大作戦
まだまだ寒い日が続くこの時季。「春の作付けは当分先…」と、のんびりしていませんか。温暖化の影響で、春の長雨、初夏の空梅雨、夏の猛暑と、家庭菜園を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。こんなときだからこそ、早めに準備して、環境変化に強い畑につくり変える必要があります。先んずれば"野菜づくり"を制す。畑のポテンシャルを最大限引き出すための作戦プランを、順を追って解説します。
【主な内容】
作戦①地力をアップ 寒い時季こそ畑の地力を上げる好機
3回に分けて土を耕し、作付けまでに“3層構造”をつくる
応用ワザ①一度仕込めば深根の果菜類が何年も育てられる「落ち葉床」
応用ワザ②極端に水はけの悪い場所に有効。「寒起こし」で硬盤に“ひび”を入れる
作戦②畝力をアップ 畑の環境条件に合わせて畝を立てる
マルチを使い分けて春の作付けを制する
作戦③苗力をアップ 植えつけ適期の良苗を選ぶ
水で根鉢と畝を“一体化”させて苗を植えつける
監修/木嶋利男
東京大学農学博士。伝統農法文化研究所代表。栃木県農業試験場生物工学部長などを歴任。自然農法や伝承農法の研究と後継者の育成に携わる。『連作でよく育つ野菜づくり』『驚くほどよく育つ野菜づくりの裏ワザ 決定版』(共に家の光協会)など著書多数。
内田達也
アースケアテイカー。㈱いかす取締役。1976年、東京都生まれ。神奈川県平塚市で8haの有機栽培圃場を運営し、年間40品目の野菜を出荷。持続可能な農業の担い手を増やす「はたけの学校【テラこや】」講師を務める。