家の光協会

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地上

2025年6月号

618円(税込み)

2025年5月1日発売

IENOHIKARI

特集

「食料・農業・農村基本計画」から見える今後の農業・農政

「食料・農業・農村基本法」に基づいて、政府が中・長期的に取り組むべき方針として定めるのが「食料・農業・農村基本計画」です。4月に閣議決定された今回の基本計画は、昨年、四半世紀ぶりに改正された基本法の下、初めて策定されるもの。食料・農業・農村という広範な分野にわたって、方針・目標・施策を具体化するため、論点は盛りだくさん。その中でも注目すべき点を絞り、“ホットスポット”として紹介します。
◎ここさえ押さえれば闘える!? 基本計画8つの“ホットスポット”
1 初動5年間が1つの勝負。
2 実効性を高めるための目標・指標の設定。
3 基本理念実現のための5つのテーマ構成。
4 2027年度から水田政策の根本的な見直し。
5 平時・不測時の食品アクセスの確保。
6 合理的な費用を考慮した価格形成を進める新たな仕組みの導入。
7 環境への負荷低減をめざした多様な取り組みの推進。
8 関係人口の増加と楽しい農山漁村の創出。
◎限りある食べ物をみんなでどう分け合うか考える時代
近畿大学名誉教授 池上甲一さん
イラスト/伊藤ハムスターさん

現場発!盟You伝

地域でいちばん頼れる存在に!
30年先の産地をつくる

静岡県JAしみず青壮年部
ミカンや茶など、多様な品目が栽培されるこの地で、担い手としての存在感を発揮し続けているJAしみず青壮年部。「これからも産地の未来を切り開いていく」と、力強く語るメンバーたちの、最新の取り組みを聞きました。
写真/松木雄一さん

前途農農――未来を支える農業者

親方と同じ目線
秋田県大館市(JAあきた北管内) 谷本 弾さん

2024年度「JA青年の主張全国大会」で最優秀賞を受賞した谷本弾さんが登場します。人口減少による自治体消滅の危機に、自らがプレーヤーとなって立ち向かうことにしました。「親元就農」ならぬ「親方就農」という就農形態を次世代につなげていくために、第二のふるさとで地域と共に農業を営みます。