特集
押さえる要点がよくわかる!
これからの農政虎の巻
2025年4月11日に、次期「食料・農業・農村基本計画」が閣議決定され、適正な価格形成に関する法案が通常国会で成立するなど、農政の大きな転換期を迎えています。さらに、水田政策の見直しについても2027年度以降の実施に向け新しい方向性が示されていますし、畜産・酪農に関しても、諸課題にたいして「次期酪肉近」の見直しが進められてきました。こうした農政の動きについて、有識者などによる全体のポイント解説や課題の提示、さらには農家の声をとおして、それぞれの論点と今後の方向性についてわかりやすく伝えます。また、「水田・畑作農業」の項目の中で、米の需給や価格の問題についても論じる予定です。 新たな基本計画は、「初動5年間で農業の構造転換を集中的に推し進める」とされています。その初年度となる今、自身や地域の営農にかかわる政策がどのように進められているのかをまずは理解し、農家としての課題に気づくことがたいせつです。だいじな局面である今の農政の外観をつかみ、自身の経営に関わる部分において、課題にたいする解決策の深掘りができる内容をめざします。