特集
資材高騰に
どう向き合うか
現在、農業資材の価格高騰は経営を圧迫し、現場では「努力だけでは補いきれない」などの厳しい声が聞かれます。多くの農業者が抱く「この先どうなるのか」という不安は、きわめて切実なものです。こうした事態を受け、JAグループでも肥料や資材を絶やさないための安定供給に全力を挙げており、化成肥料の商品数を集約するなどの取り組みでコスト削減を実現しています。とりわけ肥料は、農家にとって、田畑に欠かせないものであり、かつ、人々の生活に欠かせない農産物、食料生産、ひいては日本の食料安全保障に大きく関連しています。一方で、中東をはじめとした国際情勢や円安の影響などは依然として大きく、価格動向を楽観視できないのが現実です。特集では、農業者やJAなど現場の切実な声はもちろん、肥料を中心に、物価・資材高騰をめぐる国内・国際情勢の歩みや動きを整理するとともに、供給の現状と農業者の方向性を考えます。