家の光協会

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地上

2026年4月号

750円(税込み)

2026年3月1日発売

IENOHIKARI

特集

この国の食が、いつまでも続くために
農家が伝えたい いま消費者に知ってほしい7つのこと

当たり前にあるはずの米がスーパーの棚から消えたそのとき、社会では疑念や不安が募りました。「令和の米騒動」という得体の知れない状況にだれもが右往左往するなかで、なかにはJAを批判するような報道やSNSのコメントが多くみられたのも事実です。消費者と農家、都市と農村、消費と生産、それぞれが二項対立的に考えられていくなかで、おたがいの顔が見えづらくなっていないでしょうか。農と食の問題の根源は1つに特定することはできず、解決策をズバリと言いきることはできません。それでも、人が生きていくためには、「食」が欠かせません。分断ではなくいっしょになって考える必要があります。本特集が、農家やJA、農業の現状について知る手がかりとなり、これから先も安心して食卓を囲むためにできることを考えるきっかけとなれば幸いです。
message.1 たった1%の農家が日本の農を支えている
interview 日本の農業は補助金でじゃぶじゃぶなのか?
—―明治大学農学部食料環境政策学科 作山 巧 教授
message.2 国民の8%はJAのメンバーである
寄稿 利潤追求の会社ではない「協同組合」が社会に必要とされる理由
—―北海道大学大学院農学研究院 小林国之 准教授
message.3 2248kcalはだれにとっても適正といえない
message.4 平均気温1.44℃上昇に苦しめられる農業
message.5 食べ物の6割は外国からの輸入に頼っている
message.6 日本の国土の11%は農地であるということ
対談 5万人の声が、農と食の未来を動かしている
—―JA全青協副会長 星 敬介さん × 坂本裕之さん
message.7 農と食の距離を縮める5つの提案
インタビュー 農家はいかに道を拓くか
—―㈱久松農園 久松達央代表

現場発!盟You伝①

地域が誇る寺と共に伝統を守る 「お飾り」作りで農と地域をつなぐ

岡山県 JA岡山青壮年部西支部
地域の若手農家が集うJA青年組織の盟友たちが、伝統文化の継承に挑みます。日本三大稲荷の1つ、最上稲荷に飾る「お飾り」の奉納をきっかけに、高校生や地域を巻き込み、農業と故郷への思いを未来につないでいく姿を追いました。

現場発!盟You伝②

施設キュウリの一大産地をめざして “スタディークラブ”で地域と共に発展する

宮崎県 JAみやざき宮崎中央地区青年部田野支店
環境制御という新技術の導入を裏で支えたのは、盟友発案による勉強会でした。JA、行政を巻き込み、キュウリ産地として成長を遂げた十数年間の軌跡をたどります。

前途農農――未来を支える農業者

労を惜しまず
石川県小松市(JA小松市管内) 中谷紘志さん

30年近く離れていた故郷に戻り、2024年に就農しました。米を中心に野菜や果樹、葉タバコ、農産物加工品まで手がける複合経営を家族で営んでいます。その目には、昔も今も変わることなく、ひたむきに営農し、地域を支える親の背中が映っていました。