家の光協会

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地上

2026年1月号

750円(税込み)

2025年12月1日発売

IENOHIKARI

特集

進化する営農指導の現場から わたしの営農指導術5か条

世界への輸出、販売高10億円に迫る産地づくり、価格低迷からのV字回復……。産地の躍進は、つねに現場から始まります。農家と二人三脚で課題を乗り越え、新たな道を切り開き、ときに決断を迫られる。そんな営農指導員には、それぞれが心の内に秘める“営農指導術”がある。変化し続ける現場で、農家、JA職員、どの立場からも支持されている営農指導員たちの姿とともに追いました。
〔フォーカス1〕
地元から世界へ。
ドバイに進出した「市川のなし」、その現場
千葉県JAいちかわ市川経済センター センター長 武藤健司さん
〔トップに聞く〕
産地を世界へ導く その決断のとき
JAいちかわ代表理事組合長 今野博之さん
〔フォーカス2〕
ニラ販売額9億7000万円への道
共済から営農へ ゼロからのスタート
山形県JAおいしいもがみ 佐藤昌子さん
〔フォーカス3〕
直販の開拓で
生産量の増加と市場単価の向上を両立
島根県JAしまね出雲地区本部 今岡翔哉さん

現場発!盟You伝(JA青年組織活動集中掲載月間)

〔今月のテーマ〕食農教育

CASE1 秋田県 JA秋田ふるさと青年部横手支部
JA秋田ふるさと青年部横手支部の活動の軸、それは米作りを通じた小学生への食農教育です。ただ米を育てるのではなく、ときに遊び、ときに真摯に学ぶ1つ1つの工夫は、子どもたちを心から楽しませ、そして青年部活動を未来につなげるカギとなっています。

CASE2 石川県JA金沢市青壮年部
農業を本業とする盟友が少ないなか、いかに持続可能なかたちで食農教育を続けていくのか――。JA金沢市青壮年部では、20年以上続く「親子ふれあい農業体験」に少しずつ工夫を加え、盟友同士や女性部との連携といったつながりを構築してきたそうです。新たな人が活動に加わることで、バラエティーあふれる企画が生み出されています。

前途農農――未来を支える農業者

ここで生きるということ
静岡県牧之原市(JAハイナン管内) 板倉純子さん

中東やアフリカでの紛争後の人道支援やエチオピアでの外交官、そして現在は牧之原市でミカンを育てている板倉さん。場所は変わっても、心の中にある「人と暮らしを支える」という軸は変わりません。それは、遠い国の難民キャンプでも、ふるさとの果樹園でも、同じように根を張っています。