家の光協会

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地上

2025年12月号

750円(税込み)

2025年11月1日発売

IENOHIKARI

特集

地域農業を強くする! JA青年組織と女性農業者の新たな共創

近年は、農業経営者となった女性がJA青年組織に加入するケースが増え、JA青年大会でも女性の発表者が見られるようになりました。地域にいるさまざまな農家が、農業技術や経営を学び、活動を通じて地域に貢献することで、ますます地域の農業は強くなるはずです。
○JA青年組織のリーダーが地域で女性農業者を育てるということ
JAおきなわ八重山支店青壮年部 西里愛衣さん
JAおきなわ青壮年部参与 伊志嶺雅也さん
○女性農業者がJA青年組織を率いるということ
岩手県農協青年組織協議会理事 田村真理子さん
○青年部と女性部のいいとこどり 二足のわらじで地域農業を守り立てる
JAおきなわ青壮年部副委員長・JAおきなわ女性部監事 金城美沙江さん

現場発!盟You伝(JA青年組織活動集中掲載月間)

〔今月のテーマ〕JA女性組織との連携

CASE1 岡山県JA晴れの国岡山つやま青壮年部南部支部
6年に一度順番が回ってくるJA青年組織活動実績発表大会では、そのときどきの支部長がテーマを決め、支部全体で学んでいます。昨年度の発表大会に向けてはSDGsを採用し、5年間テーマを深めてきました。盟友たちの学習の入り口となったのは、一人のフレミズ部員が講師となって開催された勉強会だったといいます。

CASE2 富山県JAいなば青壮年部
JAいなばとおおさかパルコープが30年以上行っている「販売交流」。米の販売を通じて行われる、餅つきや農業体験などのイベントは、農家に消費者とのきずなを生み、生産のモチベーションにつながっています。この交流が長く続く背景には、青壮年部と女性部との連携がありました。

前途農農――未来を支える農業者

等身大の恩返し
福岡県久留米市(JAくるめ管内) 髙木健作さん

祖父の死をきっかけに26歳で就農。農業をなにも知らなかった自分を導いてくれたのは、地元の青年部の盟友でした。就農から14年がたち、現在、県のJA青年組織の副委員長を務めます。これまで仲間からもらったものを返す時だと口にしました。