家の光協会

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地上

2025年11月号

750円(税込み)

2025年10月1日発売

IENOHIKARI

特別号特集

押さえる要点がよくわかる! 農政虎の巻

いまこの国の農政は大きな転換期を迎えています。農政の基本理念や政策の方向性を示す「食料・農業・農村基本法」が昨年、改正され、今年4月には改正基本法に基づく「基本計画」が初めて決定。このように農政改革が進展するかたわら、市場における米の量と価格を巡る混乱、いわゆる「令和の米騒動」が昨夏から発生し、改正基本法が基本理念の柱に掲げていた「食料安全保障」を、消費者一人一人が身近に感じるようになりました。農業・農政に注目が集まるこの好機を逃してはいけません。いま農業や地域に関わる政策がどのように変わっているのか、それを自身の仕事にいかに結びつけていくのか、みずから理解し、考えられる『虎の巻』の始まりです。
○ブロック1 この1年の農政って?
○ブロック2 テーマごとに深掘り!
○ブロック3 農政とどう向き合う?

現場発!盟You伝(JA青年組織活動集中掲載月間)

〔今月のテーマ〕ポリシーブック

CASE1 福島県JA福島さくら青年連盟いわき地区遠野支部
コロナ禍で停滞していた活動に危機感を持った盟友が着手したのが、ポリシーブックの手法を用いた自らの活動の見直しでした。JA青年組織の課題はなんなのか、できることとはなんなのか、地域に根ざした“支部”の単位で一人一人の思いを言語化すると、活動にたいする思いがクリアになります。

CASE2 宮崎県JAみやざき綾町地区本部青年部
20年以上続く「お米学習」と呼ばれる食農教育が活動の主体という同青年部。かつては「なんとなくやっていた」という食農教育を改革したきっかけは、ポリシーブックの存在がありました。

前途農農――未来を支える農業者

穏やかな幸せ、確かなる志
岡山県倉敷市(JA晴れの国岡山管内) 岡本和正さん

男女・年齢問わず、農業経営者として輝いている方を5ページでルポルタージュする企画です。岡本さんは、田舎暮らしへの憧れから、夫婦でモモ農家になることを決意し、もうすぐ10年。JA青壮年部では支部長となり、JA生産部会をとおして研修生を受け入れ、今夏には父親となりました。人とのつながりが深くなっていくにつれ、自分のためだけでなく、だれかのために農業をすることが当たり前になっていきました。