やさい畑

5月3日発行
定価922円(税込み)

目次

その他の目次

<新連載>畑の虫 生態絵巻「蛾の幼虫は好きな食べ物が違う」麻生健洲

畑の社会見学/第6回 「食育には畑が最高だ」高根台文化こども園

土を究める/第10回「日本には3つのメイン土壌がある」藤井一至

東京農大グリーンアカデミー出前講座/第3回「初夏の端境期は、プランターの出番/プランターの土は捨てずに再利用」柳川武夫

すばらしい! 日本の品種/第4回「サツマイモは、ホクホクかネットリかだけで選んだらもったいない」竹下大学

読者のグッドアイデア「トウモロコシのハクビシン対策その1、その2/スイカをサルから守る/エダマメをカラスから守る」

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やさい畑倶楽部vol.102

やさい畑

やさい畑 2021年初夏号

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主な企画

〈特集〉すぐできる生育診断と対処法 夏野菜のSOS発見術

野菜が健全に育っているのか、何か足りないものや余計なものがあるのか。
それを知るには、野菜自身が発している信号を的確にキャッチし、読み解かなくてはなりません。
さらに野菜がそれまでにどんな道のりをたどってきたか、背景にある土や天候などの条件はどうか、合わせて考えることが大切です。
野菜の気持ちをくむ達人に、診断のコツと不調への対処法を教わります。

監修:石綿 薫
1971年生まれ。東京農工大学農学部卒。種苗会社勤務を経て、財団法人自然農法国際研究開発センターにて育種と有機栽培技術の研究開発に携わる。退所後、長野県松本市で就農。60aの農場で独自品種の大玉トマトなどを栽培する。

循環菜園のすすめ

残渣や緑肥作物を土に鋤き込むことで土壌生態系を循環させ、ごく少ない肥料での栽培が可能となる「循環菜園」。
完成には長い時間がかかるので、始めるなら早いほうがいい。
循環を完成させるための過程として“ムギ類の使いこなし”と“育苗”は家庭菜園でもすぐに取り入れたい有効なセオリー。
カボチャやズッキーニなど初夏を代表する野菜で、応用の方法を学んでいこう。

栽培指導・監修:内田達也
㈱いかす取締役。サステナブル・アグリカルチャー・スクール講師。1976年、東京都生まれ。(公財)自然農法国際研究開発センターと霜里農場での有機農業研修後、農業法人理事などを経て、オーガニックの農産物の生産・販売、スクール事業を行う(株)いかすを仲間たちと創業。現在、神奈川県平塚市で4haの有機栽培圃場を運営し、年間50品目の野菜を出荷している。

今号で紹介する野菜
循環のセオリーはムギと育苗/カボチャ/ズッキーニ/ゴーヤー/オクラ/つるありインゲン/ラッカセイ/ショウガ/モロヘイヤ/クウシンサイ/サツマイモ

<緊急提案> トマトは花房直下〝わき芽1葉残し〟が大正解

トマト栽培に欠かせない「わき芽かき」。
とくに大玉トマトは、大きな実をとるためにわき芽をこまめにかくことが推奨されます。
一方で、実が大きくならない、数が少ないという声が多いのも事実。
じつはその原因が、わき芽かきにあるとしたらがくぜんとしませんか。
わき芽の取り方で、収量がおおいに違ってくるのです。

監修:竹内孝功
自然菜園コンサルタント。自給自足Life代表。長野県長野市在住。無農薬、無化学肥料栽培による持続できる自然菜園を指導。著書に『これならできる!自然農園』(農文協)、「育ちや味がどんどんよくなる自然菜園で野菜づくり』(家の光協会)など。

〈イガさんの菜園実験室〉 老化苗の若返りプログラム

がっしりと育った葉色のよい元気苗を選ぶのが、夏の果菜類では重要です。
ところが5月に入り、店頭でいざ苗を選ぼうとすると……売れ残りの老化苗しかない! と、途方に暮れたことはありませんか?
あるいは、植え時を逃して老化させてしまう場合もあるでしょう。
そんなダメな苗を立ち直らせて収穫へとこぎつけるため、2つの方法を試しました。

栽培指導:五十嵐透
東京都練馬区の農業体験農園「イガさんの畑」園主。練馬区農業体験農園園主会会長。江戸時代から続く農家に生まれ、平成11年に農業体験農園を開設。現在は約120名の利用者に、年間約20種類の野菜の栽培法をわかりやすく指導している。

メロン栽培の極意

美しい果皮からは芳醇な香りがただよい、みずみずしく甘い果肉はさながら夏の宝石。
遠くアフリカの地で誕生したとされるメロンは、世界各地に広がり、人類を魅了し続けてきました。
日本では、高級果実の代名詞ともなっているメロンは、家庭菜園愛好家の憧れの野菜と言ってもよいでしょう。
その一方で、「挑戦したが失敗した」という声もよく聞かれます。
重要なのは、気難しいメロンの性質を理解し、それに合った育て方をすること。
ポイントさえ押さえれば、家庭菜園で至高のネットメロンを収穫することも夢ではありません。

監修:川城英夫
千葉県農業試験場、千葉県農林総合研究センター育種研究所所長などを経て、現在、JA全農主席技術主管。監修書に『いまさら聞けない野菜づくりQ&A300』(家の光協会)など多数。

〈木嶋流野菜作り道場14〉雨にも日照りにも負けず、甘い実がたくさん採れる スイカの鞍つき栽培

真夏の暑さに強そうなスイカですが、実際に育ててみると、病気にかかったり、甘くならなかったりと気難しい野菜です。
それは日本の気候風土がスイカの原産地と異なっているから。
原産地の条件に近づける「鞍つき畝」なら、生育旺盛にして収量アップの期待大。
家庭菜園で作りやすい小玉タイプのスイカで実証しました。

師匠:木嶋利男
東京大学農学博士。MOA自然農法文化事業団理事。栃木県農業試験場生物工学部長などを経て、自然農法や伝承農法の研究に携わる。科学技術庁長官賞、全国農業試験場会長賞受賞。『連作でよく育つ野菜づくり』(家の光協会)ほか著書多数。

弟子:神田賢志
木嶋流野菜づくりを学ぶ農業青年。農業系出版社に勤務後、海外などでの農業研修を経て、2020年から東京都八王子市で新規就農し、現在はキテレツファーム代表を務める。「人と自然にやさしく」をモットーに、圃場の7割で有機JAS認定を取得。

女子栄養大学農園  サツマイモ5品種 味比べ選手権

新しい品種が次々と登場し、活況を呈しているサツマイモ界隈。
ひいきの品種がある人も多いでしょう。
この味比べでは、たくさんの品種の中から、「ほくほく」「ねっとり」「オレンジ」の各系統を代表する有名イモのつる苗を入手。
同時に栽培し、とれたイモを3つの調理法で試食してみました。
サツマイモの魅力は、甘さや食感だけでは計れません。

栽培・監修:神田徹
1959年生まれ。82年から2020年まで埼玉県職員。おもに農業の試験研究機関に勤める。21年度から埼玉県鶴ヶ島市にある女子栄養大学大学農園の管理責任者を務め、「農園体験」授業を担当。

夏野菜のお助け活力液

厳しすぎる夏の暑さがこたえるのは、人間も野菜も同じ。
とくに夏野菜の場合、着果の負担も重なって「まだまだとれる」というときに株がばててしまいがち。
そんなときにはドクター古藤考案の手作り活力液でファイト一発、元気を取り戻してあげましょう。
スーパーやドラッグストアで手に入る材料で、どれも簡単に作れます。

指導:古藤俊二
JA糸島経済部部長補佐。JA糸島園芸グリーンセンターAgriにて、農業資材についてのエキスパートとして、20年以上にわたり来店者からの野菜づくりについての悩みを解決するいっぽう、段ボールコンポスト「すてなんな君」など数々のオリジナル商品も開発。著書に『ドクター古藤の家庭菜園診療所』があり、新聞やラジオなそでも活躍。

〈長ネギ栽培の新常識〉斜め植え/牛乳パック軟白

<スマイル農園のなるほど栽 培第8回 長ネギの斜め植え>
 長ネギの栽培は、深い植え溝を掘って、苗を並べるのが手間です。そこで、発想を変えてみましょう。もし斜めに寝かせて植えたら、白い部分は同じように長くできるでしょうか?
 思い浮かぶのは、東日本の一部地域に伝わる特産野菜「曲がりネギ」。もともと地下水位が高い、石が多いなどの条件で、作土層の浅い畑のために開発された技術です。これを応用して「曲がりネギ」が手軽に作れる栽培法の確立に挑みました。

栽培指導:豊泉裕
1967年生まれ。東京都立川市の農業体験農園「スマイル農園」園主。江戸時代から続く農家の十代目で、就農26年目。2009年から同農園で105区画の利用者に年間約50種類の野菜の栽培を指導する。


<めざせ大発見 畑の探求者  長ネギの牛乳パック軟白>
長ネギの白くやわらかい葉鞘を作るのに、欠かせない土寄せですが、けっして楽な作業ではありません。光さえ遮れば、別に土じゃなくてもいいのでは……?ひらめきを形にするのが、畑の探究者。手間もお金もかからない、新しい軟白のワザを考案しました。

栽培・文:和田義弥
大学卒業後、出版社勤務を経てフリーライター。茨城県石岡市に暮らし、約100坪の畑で自給用の野菜を年間約50種類栽培。世界70か国以上を旅したなかで出合った多様な栽培法を実践する。著書に『増補改訂版 ニワトリと暮らす』(グラフィック社)など。

<別冊付録> 生態に合わせて賢く防除する 害虫のトリセツ 

初夏から盛夏へと野菜が生長するほどに、害虫も成長し増えていきます。
同じような姿・形に見えても、好む野菜や被害の特徴、発生の時期が異なります。
対策の基本はまず見つけること。
この冊子では、畑で被害が多い代表的な害虫25種類を取り上げ、すぐできる対策と予防法をお教えします。
虫が苦手な人も、まずは虫を直視してください。
また、農薬の基本の基本も、レクチャーします。

監修(P4~23):根本久
東京農工大学卒業後、埼玉県園芸試験場などを経て、現在は保全生物的防除研究事務所代表。農学博士。『イラスト 基本からわかる病害虫の予防と対策』(家の光協会)など著書多数。

監修(P24~30):川城英夫
千葉県農業試験場、同県野菜担当農業専門技術員、千葉県農林総合研究センター育種研究所長を経て、現在、JA全農主席技術主管。農学博士。監修書に『野菜づくり 畑の教科書』(家の光協会)などがある。

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やさい畑 2021年初夏号

〈特集〉すぐできる生育診断と対処法 夏野菜のSOS発見術

2021年春号

〈特集〉伸ばす・切るがスッキリわかる とことんやさしい豊作仕立て

2021年春準備号

〈特集〉育土のすすめ ―病害虫にも天候不順にも負けない土づくりの新常識―

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