やさい畑

3月3日発行
定価922円(税込み)

目次

その他の目次

東京農大グリーンアカデミー出前講座/第2回「よい子葉が、よい株を育む」柳川武夫

種まき名人になろう/第10回「レタス」竹内孝功

畑の社会見学/第5回「鎌は耕作二千年の叡智」竹本鎌製作所

めざせ大発見 畑の探求者「クワイ・サトイモ・イネの菜園ビオトープ」和田義弥

ときめき品種を育てよう「山クラゲ、食用ホオズキ」伊藤総司

〈新連載〉料理以前のこと/第1回「野菜くずでだしをとる」藤田承紀

読者のグッドアイデア「お手軽防虫ネット/ネキリムシガード/モグラよけ完全版/タマネギのセット栽培攻略法/サトイモとレタスの同一畝栽培」

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やさい畑倶楽部vol.101


やさい畑

2021年春号

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主な企画

〈特集〉伸ばす・切るがスッキリわかる とことんやさしい豊作仕立て

勢いよく伸びた枝を切るのはもったいない。その迷いが失敗の入り口です。
伸ばすべきを伸ばし、切るべきを切る「仕立て」が豊作の王道。取り除く枝を見極め、
株姿を整えていけば1株の収量を2倍以上にするのも夢ではありません。
はじめて夏野菜を作る人も、混み合う枝を前に挫折した経験者も必見です。

指導:五十嵐 透
東京都練馬区の農業体験農園「イガさんの畑」園主。練馬区農業体験農園園主会会長。農業体験農園利用者からは、仕立てについての丁寧な指導が「すぐわかる、すごくわかる」と好評を博している。



ナス/末広がり2枝仕立て 
ナス/翼広げて4枝仕立て
キュウリ/短期間に全集中3つる仕立て
トマト/わき芽残して しだれ仕立て 
ミニトマト/2枝伸ばして鈴なり仕立て
パプリカ/とれすぎて思わずVサイン仕立て
ゴーヤー/ロープで拡張モンスター仕立て

循環菜園のすすめ

この連載は「野菜づくりが初めて」という方には少々、いや相当に難しいかもしれない。
しかしここで紹介していく方法をとり入れて実践すれば、
有機無農薬どころか無肥料での野菜づくりにまでたどり着けるだろう。

循環菜園を提唱する内田達也さんは、
「野菜と土壌生態系の関係を回すことがたいせつで、栽培とは養分の循環をそっと後押しすること」と語る。
野菜を中心にした循環が完成するまでには、長い時間がかかる。
そのため、なるべく早く始めるほうがいい。
この春から、まったく新しい視点で野菜を作ってみよう。

まずは、時間や環境を活かし、命を生かす循環菜園の考え方に触れます。
そして個々の夏野菜にどう応用していくかをご説明します。

栽培指導・監修:内田達也
㈱いかす 取締役。1976年、東京都生まれ。(公財)自然農法国際研究開発センターと霜里農場(金子美登さん)での有機農業研修後、農業法人理事などを経て、オーガニックの農産物の生産・販売・スクール事業を行う㈱いかすを仲間と創業。現在、神奈川県平塚市で4haの有機栽培圃場を運営し、年間50品目の野菜を出荷している。持続可能な農業の担い手を増やす「サスティナブル・アグリカルチャー・スクール」講師を務める。


この号で紹介する野菜
トマト/ナス/ピーマン/キュウリ/サトイモ/トウモロコシとエダマメの合わせ植え/土壌生態系を安定させる方法

〈スマイル農園のなるほど栽培〉 三大果菜の仲よし同居栽培

夏野菜の主役といえば、トマト・ナス・キュウリ。

家庭菜園でまず作りたい野菜の上位3種といってもよいでしょう。

とはいえ、どれも場所をとり、個別に支柱を立てると手間も資材もかさみます。
そこで〝住宅問題〟の解決をねらって、わずか11㎡弱という区画農園並みのスペースに、3種あわせて13株を同居させてみました。

ひとつ屋根の下ならぬ、支柱の下で育ててみた、ひと夏の記録をお楽しみください。

栽培指導:豊泉 裕
1967年生まれ。東京都立川市の農業体験農園「スマイル農園」園主。江戸時代から続く農家の十代目で、就農して25年め。2009年に農業体験農園を開設。105区画の利用者に、年間約50種類の野菜の栽培法を指導する。

地下にはびこる畑のやっかい者  多年生雑草のやっつけ方

雑草との絶え間ない闘いに、疲れ果てている人が多いはず。
すぐに抜ける一年生の草はまだしも、人知れずはびこる多年生雑草のやっかいなことといったら……。
何事も防除の基本は、まず敵を知ること。
種類を特定し、根や茎の広がり方を踏まえたやり方で、無理なくむだなく対処しましょう。

監修・写真:伊藤操子
京都大学名誉教授、農学博士、樹木医。同大学大学院農学研究科修士課程修了後、雑草学研究室にて雑草生物学、雑草管理学の研究、教育に従事。主な著書に『多年生雑草対策ハンドブック』(農文協)がある。 

〈イガさんの菜園実験室〉エダマメの移植vs.じかまき

エダマメは、種をじかまきしても、苗を移植しても、収穫にたどり着けます。
両方を試したことのある人も多いでしょう。
一方、複数の読者の方から「どちらが多くとれるのか」という問い合わせを受けます。
ならば、実際にやってみようではありませんか。
どちらが多くとれるのか、さらにどの段階で移植するのがベストなのか。
5パターンの比較でエダマメの生育実態に迫り、長年の疑問に決着をつけました。

栽培・指導:五十嵐 透
東京都練馬区の農業体験農園「イガさんの畑」園主。練馬区農業体験農園園主会会長。江戸時代から続く農家に生まれ、平成11年に農業体験農園を開設。現在は約100名の利用者に、年間約20種類の野菜の栽培法をわかりやすく指導している。


〈木嶋流野菜づくり道場〉根張りが深く乾燥に強くなり、収量が段違い  エダマメの共生栽培

エダマメをじかまきする場合に、収量アップ確実なスゴ技をお教えしましょう。
通常は1穴に1株で育てるところ、2株で育てるとさや数が多くなり、
さらに豆の太りもよくなって、同じ面積からとれる量が倍増。
種まき時のちょっとした工夫が結果を左右します。

師匠:木嶋利男
東京大学農学博士。MOA自然農法文化事業団理事。栃木県農業試験場生物工学部長などを経て、自然農法や伝承農法の研究に携わる。科学技術庁長官賞、全国農業試験場会長賞受賞。最新刊『連作でよく育つ野菜づくり』(家の光協会)ほか著書多数。国内外で営農指導をするかたわら、若手農業者の育成にも尽力。

弟子:神田賢志
木嶋流野菜づくりを学ぶ農業青年。農業系出版社に勤務後、海外などでの農業研修を経て、2020年から東京都八王子市で新規就農し、現在はキテレツファーム代表を務める。「人と自然にやさしく」をモットーに、圃場の7割で有機JAS認定を取得。木嶋博士に弟子入りしてさまざまな指導を受けながら、日々、有機農業を実践している。

〈すばらしい! 日本の品種〉種苗法の改正は、家庭菜園に どう影響するのか

種苗法の改正が大きな話題となったのは記憶に新しいでしょう。
「家庭菜園にはあまり関係なさそうだけど、気にはなる」という人が多いのではないでしょうか。
問題は家庭菜園であるかどうか、ではありません。
あなたが出荷しているか、していないか、ということなのです。

文/竹下大学
1965年、東京都生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、キリンビールに入社。花部門の育種プログラムを立ち上げ、ペチュニアなどの品種改良に取り組む。2004年には、All-America Selections(花や野菜の優良品種を選定・普及する、アメリカで創設された非営利機関)主催「ブリーダーズカップ」の初代受賞者に。技術士(農業部門)。J.S.A.ソムリエ。著書に『日本の品種はすごい うまい植物をめぐる物語』(中央公論新社)などがある。

〈土を究める〉野菜づくりにも役立つ 土の中のウイルス

感染確認から1年以上がたち、新型コロナウイルスのニュースにうんざりしている方も多いのでは。
そもそもウイルスとは何なのか、菌類や細菌などの微生物とどう違うのか。
今回は、ウイルスと土にすむ微生物の関係を解説します。
「悪者」と思われがちなウイルスの意外な側面が見えてきます。

文/藤井一至
博士(農学)。京都大学大学院農学研究科博士課程修了。森林総合研究所主任研究員。世界各国、日本全国を飛び回り、土の成り立ちや持続的な利用法を研究。新進気鋭の土壌学者として注目を集め、テレビやラジオにも多数出演。著書に『大地の五億年』や『土 地球最後のナゾ』(河合隼雄学芸賞を受賞)がある。家庭菜園での野菜づくりにも挑戦中。

籾殻くん炭 お手軽製造法

籾殻がさらにパワーアップ。炭にすれば、ますます土を肥やし、野菜を育む
籾殻は、畑にいいことがいっぱいの資材。

じつは、その籾殻を焼いて炭にすると、さらに使える「籾殻くん炭」に変身します。
場所さえあれば、つくり方はとても簡単です。

煙が出にくく、道具も要らない方法と、くん炭器を使って、一度に大量に焼く方法。
2とおりのつくり方をお教えします。

取材・文:和田義弥

〈別冊付録〉はじめての人もすぐできる ミニ菜園 スタートBOOK

家庭菜園で野菜を作りたいけれど、どうやって始めたらいいかわからない。
最低限の道具・資材で、費用をかけずに始めたい。
庭先や空き地のちょっとしたスペースを使いたい。
家族で食べる分だけ、空いた時間で手軽に作りたい。
野菜に最適化した土壌で育ててみたい。
この春から、小さくても手堅くチャレンジしたい。

こんな人たちにおすすめの1冊です。

作付け自由自在のミニ菜園のつくり方や、実際に栽培した47品目の作付けプランなど、すぐに役立つ情報を「これでもか」とつめこみました。

〈内容〉
畑の準備:
3ステップで完成するミニ菜園/2年間で47品目を作った太鼓判作付けプラン

紹介する野菜(50音順):
インゲン/エダマメ/エンドウ/オカヒジキ/オクラ/カボチャ/カリフラワー/キャベツ/キュウリ/茎ブロッコリー/ケール/コウサイタイ/小カブ/コマツナ/サツマイモ/サトイモ/サントウサイ/ジャガイモ/シュンギク/ショウガ/ズッキーニ/ソラマメ/ダイコン/タマネギ/チンゲンサイ/トウモロコシ/トマト/ナス/ナバナ/ニラ/ニンジン/ニンニク/ネギ/ハクサイ/バジル/ピーマン/ブロッコリー/ベビーリーフ/ホウレンソウ/ミズナ/芽キャベツ/モロヘイヤ/ラッカセイ/ラディッシュ/リーフレタス/ルッコラ/レタス

栽培・文:和田義弥
ミニ菜園研究家。茨城県石岡市の自宅の畑を耕作して10年。
狭小なスペースでも効率的に自給用の野菜を育てる技術を研究・実践している。

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2021年春準備号

〈特集〉育土のすすめ ―病害虫にも天候不順にも負けない土づくりの新常識―

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〈特集〉 多品目栽培で連作障害を避ける 合わせ植えベストプラン

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