地上

12月1日発売
定価618円(税込み)

目次

特集

20 アグロエコロジーという潮流
—— 生態系を守る地域農業とは
[ 座談会 ] オレたちが担う「有機農業の町」 宮崎県綾町
[ 提 言 ] 小規模でも生き残れる? アグロエコロジーの可能性
小池恒男さん(滋賀県立大学名誉教授、一般社団法人農業開発研修センター会長)
[ 寄 稿 ] 海外で「未来の農業」と位置づけられるアグロエコロジー
関根佳恵(愛知学院大学准教授、家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン常務理事)
[ 事 例 ] 江戸屋弘東園(埼玉県三芳町)、Rose Farm KEIJI(滋賀県守山市)
[ 報 告 ] 日本のアグロエコロジーの現在と未来
青山浩子(農業ジャーナリスト)

◎2020年にみんなで考えたい企画
36 気候変動と自然災害に
わたしたちはどう向き合うか
[インタビュー] 毛利栄征さん(茨城大学農学部教授)

◎これからのJA・地域を展望する企画
42 脱“やっているつもり” 「対話」の総点検
[特別インタビュー] それでも対話を諦めない 山口裕之さん(徳島大学総合科学部教授)
[証言] あるJA職員、対話の現場 埼玉県 JAちちぶ

カラーグラフ

03 恋農age
「四〇年後のための、今日」
静岡県富士市 藤田奈那さん
07 GOOD EARTH STORY
① バラの新たな役割を見いだす
② ジャージー模様のリンゴ
10 あともう一個食べたくなる!
いとおしき 小さな食べ物
14 後継neo⑳ 酒店五代目
情味の磁力
本間俊裕さん 東京都台東区

JA YOUTH

51 若きリーダーの背中
「地道に成果を積み重ねて」
岩手県 JAいわて花巻青年部 渕澤拓也さん
56 現場発! 盟You伝
「この地で耕し続けるために」
福岡県 JAくるめ青年部 草野・山本支部
62 今月の「いいね!」
81 今日から使える婚活テク!
90 おれが知りたい 協同組合塾 小林国之

地上文学賞

67 第六七回
地上文学賞
受賞作品発表

農政

84 農政コンパス
「日米貿易協定国内対策の方向性」
86 農政ダイジェスト

エッセイ・コラム

59 新連載
岡田幸文のおまえ、プロだろ!
82 農業経営プチ改善 佐川友彦
91 若手農業者の〝リアル〟 山本泰隆
92 ふるさとづくり 役重真喜子
94 農のダンディズム考 山下惣一
96 新連載
高橋博之の都市と地方を行き来して

情報アラカルト

64 GOOD EARTH STREET
66 農作業アイデア一本勝負
83 できる農家の時間術
89 まんのう読書日誌 豊嶋和人
97 読者の声

地上

2020年1月号

主な企画

恋農age 「40年後のための、今日」 藤田奈那さん 静岡県富士市

1990年生まれ。短大の看護学科を卒業後、カナダに語学留学。帰国後、看護師として病院に勤務しているとき、患者さんがこぼしたひと言が、後の就農につながります。研修先のトマト農家を師と仰ぎ、ときに葉ネギ農家の父の指導を受けながら、みずから「なないろふぁーむ」を経営する藤田さんの、これまでの歩みとめざす将来像を描きます。(写真/今井隼人さん)

特集 アグロエコロジーという潮流 ~生態系を守る地域農業とは~

SDGs(持続可能な開発目標)に代表されるように、経済効率や生産性を追い求めてきた資本主義とは別の流れを、多くの人が求めています。そんななか、生態系の循環原理に寄り添い、人間が手を加えながらも持続性を目標に生産を行う農業「アグロエコロジー」に、世界が視線を注いでいます。一方で、日本では日本独自の農業が営まれてきた歴史があります。世界の潮流を、日本の“主流”にすることはできないのか、日本流「アグロエコロジー」のあり方を考えます。(イラスト/Mitsuiさん)

<取材先>
宮崎県綾町
江戸屋弘東園(埼玉県三芳町)
Rose Farm KEIJI(滋賀県守山市)
<インタビュー>小池恒男さん
(滋賀県立大学名誉教授・農業開発研修センター会場理事)
<寄稿>
関根佳恵さん
(愛知学院大学准教授・家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン常務理事)
青山浩子さん(農業ジャーナリスト)

気候変動と自然災害に わたしたちはどう向き合うか

2019年も、台風など多くの自然災害に見舞われました。犠牲になられた方々に哀悼の意を示し、被災されたみなさまに、心からお見舞い申しあげます。
いまやどこにでも起こりうる自然災害に、従来の「防災」の考え方から、「減災」の視点も併せ持つために、わたしたちはなにを話し合えばいいのでしょうか。数々の被災地に赴いた識者から提言をいただきます。(写真/amanaimages)

<インタビュー>
毛利栄征さん(茨城大学農学部教授)

特集 脱“やっているつもり” 「対話」の総点検

ところで、「対話」ってなんなのでしょう。顔を合わせて、おしゃべりすること? 相手の言い分を聞くこと? 「対話がたいせつ」は自明だからこそ、あいまいになっているのかもしれません。JAグループの自己改革でも、対話が重視されています。ここでもう一度、対話とはなにか、いっしょに考えませんか。

<インタビュー>
山口裕之さん(徳島大学総合科学部教授)
<取材先>
埼玉県 JAちちぶ

第67回 地上文学賞 受賞作品発表

10月17日に芦原すなお、平岩弓枝、山下惣一の3氏による最終選考会が行われ、地上文学賞、佳作各賞が決定しました。1月号では、各賞の発表と選考委員の選評、そして地上文学賞受賞作『おひさま菜園』を掲載しています(挿し絵/夜久かおりさん)。次回(第68回)については、2020年6月号から募集要領を掲載予定です。奮ってご応募願います。

お申し込みはお近くのJAへ!JAが近くにない場合は、インターネット、もしくはFAXで、お申し込みいただけます。こちらをクリック→

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新春対談2024 “つながり”が生む力 未来へと翔ける価値創造のアプローチ

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