書籍

「農業を株式会社化する」という無理 これからの農業論 

内田 樹 著/藤山 浩 著/宇根 豊 著/平川克美

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内田樹・藤山浩・宇根豊・平川克美が、農業および農村の価値と将来について綴った一冊。資本主義経済が行き詰まりを見せる今だからこそ、一読の価値あり! 巻末には養老孟司と内田樹による特別対談も掲載。

定価(税込)
1,540円
発行日
2018年7月1日
判型
四六判
ISBN
978-4-259-54764-6

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著者プロフィール

内田 樹(ウチダタツル)

1950年、東京都生まれ。武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授。京都精華大学人文学部客員教授。合気道を中心に、能楽や各種講習会開催などの活動をする「凱風館」館長。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。著書に、『ためらいの倫理学』(角川文庫)、『日本辺境論』(新潮新書)、『困難な結婚』(アステルパブリッシング)、『街場の天皇論』(東洋経済新報社)、『ローカリズム宣言―「成長」から「定常」へ』(deco)など多数。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』で新書大賞2010受賞。第3回伊丹十三賞受賞。

藤山 浩(フジヤマコウ)

1959年、島根県生まれ。持続可能な地域社会総合研究所所長。博士(マネジメント)。82年、一橋大学経済学部卒業。2008年、広島大学大学院社会科学研究科博士課程後期修了。(株)中国・地域づくりセンター、島根県中山間地域研究センター研究統括監、および島根県立大学連携大学院教授などを経て、現職。著書に、『田園回帰1%戦略 地元に人と仕事を取り戻す』(農山漁村文化協会)、『「循環型経済」をつくる』『世界の田園回帰 11ヵ国の動向と日本の展望』『地域再生のフロンティア――中国山地から始まる この国の新しいかたち』(それぞれ共編著/農山漁村文化協会)など多数。

宇根 豊(ウネユタカ)

1950年、長崎県生まれ。百姓、思想家、農学博士。農と自然の研究所所長。73年から福岡県農業改良普及員として活動し、78年から水田の減農薬運動を提唱。「ただの虫」の発見により、農の全体性へのまなざしを提示した。89年より就農し、2000年に福岡県庁を退職後、NPO法人「農と自然の研究所」を設立して、「田んぼの生きもの調査」を広める。主な著書に、『農本主義のすすめ』(ちくま新書)、『生きもの語り 人間が知らない田んぼの世界』『国民のための百姓学』(ともに家の光協会)、『農は過去と未来をつなぐ』(岩波ジュニア新書)、『百姓学宣言』『愛国心と愛郷心』(ともに農山漁村文化協会)など多数。

平川克美(ヒラカワカツミ)

1950年、東京生まれ。隣町珈琲店主。立教大学客員教授。文筆家。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。99年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。著書に、『21世紀の楕円幻想論 その日暮らしの哲学』『小商いのすすめ「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ』(ともにミシマ社)、『移行期的混乱』(ちくま文庫)、『「移行期的混乱」以後』(晶文社)、『俺に似たひと』(朝日文庫)、『グローバリズムという病』(東洋経済新報社)など多数。