書籍

農を棄てたこの国に明日はない 

野坂昭如

ジャンル:

壮絶な実体験に基づく平和への願いとともに訴え続けてきた「食料」と「農業」の大切さ。長年の執筆活動で発表してきた作品と、亡くなる数日前まで書き続けた「最後の原稿」を収録した、著者渾身のメッセージ。

定価(税込)
1,650円
発行日
2017年3月1日
判型
四六判
ISBN
978-4-259-54761-5

著者プロフィール

野坂昭如(ノサカアキユキ)

1930年神奈川県鎌倉市生まれ。45年の神戸大空襲で養父を失う。早稲田大学を中退後、音楽事務所勤務、コント台本作成、作詞等を手がける。63年に発表した『エロ事師たち』が三島由紀夫、吉行淳之介らに絶賛される。同年、童謡「おもちゃのチャチャチャ」でレコード大賞作詞賞受賞。68年「アメリカひじき」「火垂るの墓」で第58回直木賞受賞。83年参議院議員当選。97年『同心円』で第31回吉川英治文学賞受賞。2002年『文壇』およびそれに至る文業により第30回泉鏡花文学賞受賞。2015年12月9日逝去。