やさい畑

目次

その他の目次

畑の社会見学・第9回「屋上が、路上が、畑になる 東京都心の街ナカ菜園」アーバンファーマーズクラブ

「初めての段ボールコンポスト」循環生活研究所・波多野信子

土を究める・第12回「ホウレンソウの白い粒々にご注目!」藤井一至

畑の虫 生態絵巻・第4回「コガネグモは編み物上手な凄腕ハンター」麻生健洲

読者のグッドアイデア「ハクサイは新聞紙で包めば凍害知らず/ゴボウを先端まできれいに抜く方法/切る高さで、竹の生え方をコントロールできる/夏野菜の苗は白熱電球と衣装ケースで育てる/エダマメとニンジンの助け合い栽培/遅まきでも間に合う保温術」

第2回やさい畑大賞 募集のお知らせ

やさい畑読者プレゼント

やさい畑倶楽部vol.105

すばらしい! 日本の品種/第7回「アスパラガスは100%雄株品種がお得かも」竹下大学

やさい畑

2021年冬号

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主な企画

循環菜園をはじめよう 「連作は、究極の栽培技術だ!」

「連作を繰り返すほど土は肥え、野菜が健康的に育つ」と聞くと、にわかには信じられないかもしれません。
しかし、“循環菜園”なら実現可能です。
ポイントは、野菜残渣と緑肥作物を土に還し、毎年同じ作付けパターンを繰り返す“命のリレー”を続けること。
年々肥料がいらなくなり、病害虫の発生は減り、そして豊作になる――。
そんな“循環菜園”の大いなる輪の中に足を踏み入れてみませんか。

栽培指導・監修:内田達也
㈱いかす 取締役。(公財)自然農法国際研究開発センターと霜里農場(金子美登さん)での有機農業研修後、農業法人理事などを経て、オーガニックの農産物の生産・販売、スクール事業を行う㈱いかすを仲間と創業。現在、神奈川県平塚市で4haの有機栽培圃場を運営し、年間50品目の野菜を出荷している。持続可能な農業の担い手を増やす「サステナブル・アグリカルチャー・スクール」講師を務める。

[内容]
p8、太陽の動きに合わせて栽培する
p10、野菜の性質に逆らわないのが大前提
p12、同じ作付けを繰り返すと土が肥える
p16、窒素分を加減して病害虫を予防する
p20、緑肥作物で野菜の育ちをサポート
p24、残渣と緑肥作物を使って連作する
p28、畑の土の状態を「見える化」する
p30、育苗→苗の移植が好循環を生む
p32、株まわりの雑草は早期に除く
p34、間引きや整枝も循環の一部

スマイル農園のなるほど栽培 タマネギぶっ挿し植え

あらかじめ穴のあいたマルチを用いて栽培することの多いタマネギですが、マルチ穴のある・なしというささいな違いで、育ちぐあいは変わるのでしょうか。
じつは生育前半に大きな差が現れ、結果的に収量の差にもつながるのです。

穴なしのマルチにどうやって苗を植えるのかが、今回の栽培ポイント。手軽な道具を使ってスムーズに植えつける方法を、試行錯誤して編み出しました。適正な植えつけ深さについても、検証しました。


栽培指導:豊泉 裕
東京都立川市の農業体験農園「スマイル農園」園主。江戸時代から続く農家の10代目で、就農26年め。2009年から、同農園で105区画の利用者に年間約50種類の野菜の栽培を指導する。

家庭菜園で作りたい野菜トップ5 アスパラガスの『採りっきり栽培』& ホワイトアスパラガス栽培実験

「アスパラガスの“採りっきり栽培”」
通常、種まきから本格的な収穫までには2年以上かかるアスパラガス。ところが、近年開発された農家向けの栽培法だと、植えつけの翌年には収穫が可能になるという。今回は、プロ向けの栽培方法を家庭菜園でもできるようアレンジしました。

監修:元木 悟(明治大学農学部教授・農場長)
栽培:神田賢志(キテレツファーム代表)

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「簡単かつ確実に軟白させる ホワイトアスパラガスの作り方実験」
すでにアスパラガスを作っている方、これから作ろうと思っている方へ。
ぜひホワイトアスパラガスも試してみてください。青果ともなれば、高価な場合は500g4000円もの値段で売られている希少品です。でも遮光シートを使ったトンネル栽培なら、驚くほど簡単に収穫できますよ。

栽培指導:五十嵐 透
東京都練馬区の農業体験農園「イガさんの畑」園主。練馬区農業体験農園園主会会長。江戸時代から続く農家に生まれ、平成11年に農業体験農園を開設。現在は120名の利用者に、年間約20種類の野菜の栽培法をわかりやすく指導している。

今から冬野菜を作るなら、保温栽培がおすすめ 本格派&簡単設置派

「東京農大グリーンアカデミーの出前講座 第6回 トンネル保温で真冬に絶品野菜を作る」
秋冬野菜の収穫が終わった畝を、春まで空けておくのはもったいない。トンネル保温なら、12月にまいたコマツナが、2月には立派に収穫できます。被覆資材を駆使することにより、真冬でも、葉物野菜はもちろん根菜だって作れます。厳寒期でも、野菜が必要な地温を保ち、寒風や霜をしのいで生長できるのです。

栽培指導:柳川武夫
神奈川県県立農業高校で長年野菜の栽培技術を指導。退職後、地元の神奈川県足柄上郡で就農。80aの農地で、年間約30種類の野菜を栽培、出荷している。そのかたわら、2013年よりグリーンアカデミー本科の講師を務めている。


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「福田式・省力の有機菜園 “かまぼこドーム君”で冬まき野菜をらくらく保温栽培」
畑を遊ばせないスペースどりや作業を楽にする便利道具を自作し、有機・無農薬栽培を実践する福田俊さん。菜園歴40年で培った熟練の技は、家庭菜園ですぐに役立つものばかり。そんな福田さんの知恵を学ぶこの企画。今回は、掛け外し自在の移動式小トンネルです。無理なく持ち運びできるサイズで、設置もらくらく。保温が欠かせない冬場の野菜づくりで大活躍してくれます。

指導:福田 俊
菜園家、ブルーベリー研究家、東京農業大学グリーンアカデミー専科野菜コース講師。1979年から家庭菜園を始め、埼玉県にある約10aの畑でさまざまな実験を試しながら、楽しくてラクな有機・無農薬栽培を実践中。

正体を知れば、防ぎ方もわかる 根こぶってなんだ⁉

畑の後片付けをしていたら、根がこぶだらけになっていて、ギョッとした経験はありませんか? これを放置してはいけません。
いわゆる「根こぶ」は同じように見えても、異なる原因があります。正体を見極め、次作に向けてすぐに手を打ちましょう。

監修:木嶋利男
東京大学農学博士。MOA自然農法文化事業団理事。栃木県農業試験場生物工学部長などを経て、自然農法や伝承農法の研究に携わる。

根こぶ病はどんな病気? どう防ぐ?
ネコブセンチュウはどんな害虫? どう防ぐ?

種まき名人になろう第13回 ソラマメはじかまきとポットまきでまき方を変える

時期的にまき直しは間に合わず、発芽しても、大きくしすぎてしまうと霜害に遭う。かように気難しいソラマメは、“じかまき”と“ポットまき”の2段構えが確実です。

監修:竹内孝功
自然菜園コンサルタント。自給自足Life代表。長野県長野市在住。無農薬、無化学肥料栽培による持続できる自然菜園を指導。

菜園がますます楽しくなる この冬は畑小屋を作ろう

畑仕事の道具や資材を収納できる小屋があると心強い。
手に入りやすい材料を使って、小屋の建て方を一からお教えします。
多少の手間はかかりますが、長く使えます。
冬の農閑期に作ってみませんか?

制作・文:和田義弥
大学卒業後、出版社勤務を経てフリーライター。茨城県石岡市で、セルフビルドした自宅に暮らし、自給用の野菜を年間約50種類栽培。自給的暮らしを実践している。

一度にたくさんとれても困らない 冬の野菜とっておき保存テク + ダイコンを干すなら切り干しに限る

秋から冬にかけてとれる野菜を、なるべく長いあいだ楽しみたい。余らせることなく、使い切りたい。
しかし、まとめて冷蔵庫に放り込めばよいというものではありません。野菜の種類によって、長くもたせるコツは違います。
野菜の性質や使用目的に合わせて、保存方法を使い分けるのが得策です。

[保存]
実技指導:田中久美子
㈱たなか農園ぺトランを経営。茨城県石岡市で1.5haの有機農園を営み、加工ブランド「ぺトラン」では自家製ニンジン酵母のパン、焼き菓子を販売する。


[切り干し大根]
料理指導:渡邉澄江
埼玉県朝霞市で5代続く「さかうえ農園」を営む。自宅前の直売所やスーパーで青果を販売。切り干し大根や季節のジャムなどの加工品を農協や市役所の直売所で販売する。

肥沃な土で見つけた美しい生き物たち

土をよくする生き物、と聞いて思い浮かぶのはミミズやダンゴムシでしょうか。じつは肉眼で見えるかどうか、顕微鏡がないと見えないような生き物こそが、土を肥やす主役なのです。
ここでは体長2㎜にも満たない美しき土壌動物にフォーカス。すべて6~35ページで特集した内田達也さんの循環菜園に住んでいる生き物たちです。生態系豊かな有機の畑には、多様な土壌動物がいます。その一端をお目にかけましょう。

〈別冊付録〉2022年野菜づくりカレンダー

毎年恒例、やさい畑特製カレンダーです。
2022年は、より見やすく、書きこみやすいように改良。また、自由に使えるメモ欄を新しく増やしました。
例年ご好評をいただいている、「種まき・植えつけ早見図解」「栽培ごよみ一覧表(寒地・寒冷地)(一般地)(温暖地)」も掲載しています。

監修:藤田 智
恵泉女学園大学教授。大学や市民農園でも野菜づくり指導を行うかたわら、著書は130冊を超え、テレビや雑誌での軽妙な語り口にはファンが多い。

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バックナンバー

2023年4月 春号

[特集]生やしたくない派も、 ほどよく生やしたい派も 野菜別 除草の極意

2023年2月 春準備号

<特集> 連作障害攻略マニュアル

やさい畑 2022年12月冬号

<特集>菌で土づくり革命

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現在募集中のエッセイやコンクールをご紹介します。

第46回 ちゃぐりん感想文 大募集!

2023年9月21日(木) (当日消印有効) 

第38回 「家の光童話賞」 作品募集

2023年6月30日(金)(当日消印有効)