やさい畑

7月3日発行
定価922円(税込み)

目次

目次

発芽と生育がグンとよくなる
種まきの極意

木嶋流野菜づくり道場
ホウレンソウの夏まき

時間差と品種の組み合わせが決め手
秋冬野菜の長期どりプラン

畑の社会見学/種苗会社&採種農家
新品種はどう創られるのか

作付け王の省エネ菜園塾

イガさんの菜園実験室
ハクサイはいつまでに播けば巻くのか

健洲先生直伝
UVカットトンネルの実力テスト

夏の虫刺され・熱中症から身を守るお助け道具

一坪ミニ菜園のすすめ

ときめき品種を育てよう

女子栄養大学農園
ダイコン品種 作り比べ・食べ比べ

土を究める
世界の土は12種類に分けられる

小さくはじめる有機菜園
無農薬栽培の害虫退治ワザ

めざせ大発見 畑の探求者
“うまみ”みなぎる 潮キャベツ

スマイル農園のなるほど栽培
小タマネギのリサイクル栽培に挑戦

夏野菜の食べ尽くし料理
色と香り、歯ごたえで口福を満たす

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やさい畑倶楽部

野菜で学ぶ植物の仕組み

やさい畑

2020年夏号

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主な企画

〈特集〉発芽と生育がグンとよくなる 種まきの極意

監修:木嶋利男
東京大学農学博士。MOA自然農法文化事業団理事。栃木県農業試験場生物工学部長などを歴任。科学技術庁長官賞、全国農業試験場会長賞受賞。
 
種から育てる機会が多い秋冬の野菜。じかまきするにせよ、芽が出なければ始まりません。発芽には理由があり、偶然の結果ではないのです。とりわけまだ気温の高い夏から秋口にかけては難易度が高まります。ここでは秋冬野菜に絞って「種の特徴を踏まえたまき方の極意」を伝授します。

○読者の質問に木嶋先生が回答しました。
レタスがまったく発芽しない/サヤエンドウの発芽率が悪い/ニンジンの芽が1本も出ない/種を水につけてまいたのにホウレンソウが発芽しない

○野菜別 種まきの極意
ニンジン/ホウレンソウ/ダイコン/カブ/キャベツ/ブロッコリー/カリフラワー/ハクサイ/チンゲンサイ/コマツナ/レタス/シュンギク/ゴボウ/サヤエンドウ

〈第2特集〉秋冬野菜の長期どりプラン

指導:高倉克弥
JAとぴあ浜松(静岡県)で野菜の専門指導員を務める。JA主催の家庭菜園教室講師。

せっかく野菜を作るなら、毎日の食卓に途切れることなく自家製野菜をのせたいと思う人も多いことでしょう。JAの営農指導員として働くかたわら、土日を利用して家庭菜園に精を出す高倉さんの目標は「自給率100%」。そんな高倉さんから、秋冬野菜を春まで収穫するための工夫と品種選びのコツを教えてもらいました。

キャベツ/ブロッコリー/カリフラワー/ネギ/ハクサイ/ダイコン

〈連載〉作付け王の省エネ菜園塾

栽培指導:佐藤 弘

梅雨が明けると、太陽が降り注ぐ夏本番を迎える。一方、盛りを過ぎた夏野菜は、引き際が肝心。徐々に片づけながら、秋冬野菜の準備を並行する忙しい日々となる。ニンジンの種まき、キャベツの植えつけなど、どれも気を使う作業の連続だ。無理なくムダなくの省エネ精神で、遅れず早まらずこなしていこう。

ニンジン/ダイコン/ハクサイ/ブロッコリー/キャベツ/葉ネギ/作付け王の省エネ収納術

〈木嶋流 野菜づくり道場⑩〉 発芽の常識に挑む ホウレンソウの夏まき

指導:木嶋利男
栽培・文:神田賢志

ホウレンソウといえば、涼しい春や、秋から冬にかけて育てるのが常識。しかし、健康野菜のホウレンソウを「一年中とぎれることなく収穫したい」という声は少なくありません。そこで今回は、常識破りの“真夏のホウレンソウ栽培”に挑戦。発芽適温・生育適温よりも気温がうんと高くなる真夏に、はたして無事に収穫できるでしょうか。

〈イガさんの菜園実験室〉 ハクサイはいつまでに播けば巻くのか?

栽培指導:五十嵐 透
東京都練馬区の農業体験農園「イガさんの畑」園主。練馬区農業体験農園園主会会長。

ハクサイが結球しなかった、大きくならなかったという経験はありませんか? 弊誌の読者アンケートにもそんな悩みの声が、毎冬、たくさん寄せられます。秋の1日は春の7日。とりわけハクサイは「まきどき」が厳格な野菜とされています。今回は、9月上旬~下旬にかけて5回にわたってハクサイの種をまき、「種まきの最適期」を探ってみました。

〈小さくはじめる有機菜園 第5回〉 無農薬栽培の害虫退治ワザ

栽培指導:関田和敏、未歩
農家の3代目で、東京都世田谷区のそらまめ農園にて有機栽培を行う。

無農薬栽培を志す人がもっとも頭を悩ますのが、害虫対策にちがいない。「害虫を減らすための根本的な対処法は、土づくりにあります」と関田さん。しかしながら、土づくりには3年ほどの時間がかかる。そこで、無農薬栽培の畑で出やすい害虫にたいして、実際にどんな対処をしたらよいか。いまいる虫を楽して捕まえるにはどうしたらいいのか。小さな菜園だからこそできる、6つの退治ワザを紹介する。

甲虫/いも虫/アブラムシ・コナジラミ・アザミウマ/アリ/ニジュウヤホシテントウほか

〈めざせ大発見 畑の探求者〉“うまみ”みなぎる 潮キャベツ

栽培・文:和田義弥
     
野菜の知られざる真実を追い求め、新たな栽培法の確立をめざす畑の探求者。今回は、ブランド野菜にもなっている海水散布キャベツを家庭菜園で再現。無料の天然資源・海水と、より手軽に同等の効果を期待できる食塩水で、キャベツの甘みとうまみを引き出します。

〈スマイル農園のなるほど栽培 第3回〉 小タマネギのリサイクル栽培に挑戦

栽培指導:豊泉 裕
東京都立川市の農業体験農園「スマイル農園」園主。江戸時代から続く農家の十代目。

ベテラン農家の豊泉さんが、野菜作りの疑問に切り込む連載企画。今回は、初夏に収穫したものの、小さすぎて食用に向かないタマネギをなんとか復活させる道はないかと、夏の終わりに畑に植えなおしてみました。果たして、小タマネギに敗者復活のチャンスはあるのでしょうか。

〈健洲先生直伝!〉 掛けるだけで「害虫よ、さらば」 UVカットトンネルの実力テスト

栽培指導:麻生健洲
埼玉県の農業高校教諭として35年間、園芸(おもに野菜)と生物工学を指導。

無農薬栽培では、虫の被害がつきもの。防虫トンネルで覆ったのに、中に入られてしまった経験はありませんか。そこで、発想を変えましょう。虫がやってきたら防ぐのではなく、最初からやってこられなくしたら? そんな夢のような願いをかなえてくれるのが、UV(紫外線)カットフィルムを用いた防虫トンネルです。

女子栄養大学農園 ダイコン品種 作り比べ・食べ比べ

栽培・監修:新井眞一
埼玉県鶴ヶ島市にある女子栄養大学大学農園の管理責任者を務め、「農園体験」授業で学生たちに野菜づくりを指導する。

女子栄養大学の農園で、年間60品目の野菜を手がける新井眞一さんは、多数の品種を実際に栽培。その特徴を知り抜いています。その経験をもとに、作りやすい品種、苦労するけれどその甲斐がある品種を教えてもらいます。できた野菜は、食のプロを志す学生たちが実食して採点。先生と学生たちのイチ押し品種、そしておすすめの食べ方はどれでしょう? 第一回めの野菜は、ダイコンです。

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