地上

だれも挑戦しなかった農法や注目されていなかった農産物に可能性を見いだし、新たな価値や市場を創造。今もなお、挑戦を続ける先駆者的な存在＝「フロントランナー」たち２人をルポルタージュ。これまでの歩みや成果はもちろん、経営方針や農業にたいする考えなど、多角的な視点から紹介します。（写真／大泉省吾さん、松木雄一さん）

◎大規模自然栽培の可能性を聞く
だれでも食べられるものを、どこよりもおいしいものを、提案し続ける
北海道幕別町　折笠　健さん

◎地産地消の新スタイルを提案
“メジャー”より、“ローカル”な道を歩いていきたい
宮崎県日向市　黒木洋人さん

熱を脱炭素化せよ！　山形県最上町
日本列島の３分の２は、森林に覆われています。かつて森林は日本の燃料庫でした。山形県最上町では、町の面積の84％に及ぶ森林を、燃料庫として復活させる決断をし、熱の脱炭素化と林業の再生をめざし、木質燃料による地域熱供給システムを整備してきました。その取り組みを伝えます。

熊本県 JAやつしろ青壮年部竜北町総支部
大規模に整備された圃場がどこまでも続く熊本県の八代地域。そこで活動するJAやつしろ青壮年部竜北町総支部のメンバーたちの根底には、農業への誇りと「子どもたちをはじめとした多くの人に貢献したい」という強い思いがありました。（写真／鹿籠六伶弥さん）

千葉県柏市　JAいちかわ柏地区青壮年部　吉田宏さん
踏襲はしたくないと、外の世界に出て研鑽してきました。それでも度重なる自然の脅威にあらがうことは難しく、幾度も行く手を阻まれては、ままならない農業を痛感しました。ふたたび起き上がるために、今はただ耐え続けます。（写真／福地大亮さん）