地上

人口減少社会を迎え、地方の過疎化や地域産業の衰退、東京圏への過度な一極集中などが大きな課題となっています。その解決策として、国は2021年に「デジタル田園都市国家構想」を掲げました。その基本的な考え方は、すでにわれわれの生活になくてはならないデジタル技術の活用を加速・深化させることで、「地方に都市の利便性を、都市に地方の豊かさを」実現するというもの。地方活性化を進める新たな糸口となりうるのか、その中身と動向を紹介しています。
＜内容＞
◎Chapter1 解説　
構想の全体像をつかむ
◎Chapter2　インタビュー
地方で起こる“化学反応”が次世代の日本を支える力になる　岡田 豊さん（SOMPOインスティチュート・プラス㈱　シティ・モビリティグループ上席研究員）
◎Chapter3　事例
プライベート無線ネットワークを活用した　身の丈スマートシティ（山梨市の取り組み）
◎Chapter4　寄稿　もう１つの視点
デジタル田園都市国家と地方の活性化　―柳田国男の視点から
経済学者　佐藤　光さん
イラスト／SENJIさん

ほぼ３か月に一度のペースで「脱炭素化」に関わる各地の事例をご紹介している不定期連載企画。９月号では、新潟県で誕生した米のプラスチックをご紹介しています。キーワードは「脱プラスチック」「バイオマスプラスチック」「米プラスチック」「フードロス解消」「耕作放棄地再生」「新市場開拓用米」です。

栃木県　ＪＡおやま青年部
毎月、子ども食堂への食材提供を続けているJAおやま青年部。だが、メンバーたちは、「これは支援ではない。PRだ」とさらりと語ります。そこには、熱い思いとはるか先を見すえた戦略がありました。
写真／松木雄一さん

鹿児島県いちき串木野市　さつま日置農協青年部会　磯部泰良さん
鹿児島県の農業大学校に進学するため、高校卒業と同時に実家を離れました。当時、口にした果物のおいしさが磯部さんを駆りたてたのだと言います。地道に営農するなかで、人と関わり、関係を育み、地域に欠かせない存在となった磯部さんの半生をご紹介します。
写真／下曽山弓子さん