地上

1992年生まれ。大阪府の園芸専門学校から地元の農業法人勤務を経て、農家研修のかたわら出雲市のアグリビジネススクールで学び、2017年に就農しました。2019年は38aでブドウを生産し、ブドウを作る若手女性農業者グループ「いずもぶどう女子」でも活躍する佐藤さんの、農業にたいする姿勢に迫ります。（写真／松尾 純さん）

農福連携は、農業の労働力不足を解消するキーワードとして注目されています。ただ、福祉にかかわる以上、障がい者の働く場所づくりや自立支援、心身のケアに貢献し、さらには多彩な個性、価値観が交じり合う「共生社会」の実現をめざす使命もあるはずです。そこで、農業経営、あるいは地域というリアルのなかで試行錯誤を続けるさまざまな人を取材し、彼らがなにと向き合っているのかをリポートします。
＜取材先＞
青葉ファームランド 三堀泰広さん（神奈川県横浜市）、未来工房ここぱる（福島県会津坂下町）、吉備高原ファーム（岡山県吉備中央町）
＜特別インタビュー＞あゆちゃんち 坂川亜由未さん、智恵さん（東京都板橋区）
＜協力＞濱田健司さん（日本農福連携協会顧問・JA共済総合研究所主任研究員）

高度経済成長に伴い、大都市周辺の農地で無秩序の開発が深刻化しました。それでも、農業者は農地と農業を懸命に守ってきました。時は流れ、都市部の農地は「開発されるべきもの」から「守るべきもの」へと変化し、法律の改正や新たな制度が導入されるなど、新たな風が吹き始めています。その追い風をどう生かすか。制度をおさらいし、実践事例とともに都市農業の未来を考えます。（写真／タカオカ邦彦さん）
＜取材先＞
川名 桂さん（東京都日野市）、馬場裕真さん（JA東京みなみ青壮年部）、荒井俊一さん（JAマインズ青壮年部）ほか
＜インタビュー＞
須藤金一さん（JA都青協委員長）