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HOME > JAのみなさまへ > 写真のチカラ > 第7回 ブツ撮りの基本(2)
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第7回

ブツ撮りの基本(2)

 

今月の一言

ものにはみな「顔」があります 野菜がにっこり笑って見える
かわいい角度を探しましょう

光源は一つに

はじめに窓辺に撮影台を置いて、光の整理をします。部屋の照明を消してくださいね。ブツ撮りは基本的に光源を一つに絞ります。
これは「写真を自然に見せる」鉄則です。今回は窓からの光を主光源としています。光を読んで自分のイメージに合うように調整することは重要なことです。
光は被写体に対して左から四五度の角度であたるようにします。写真(1)のようにげんこつを作って、台の上に置いてみてください。影の方向はどうですか? 右斜め四五度に影が落ちていればよいでしょう。机の高さや、窓に対する角度をいろいろ調整してみましょう。
げんこつへの光のあたり方、それから影の方向をよく見てくださいね。


リンゴの顔を発見すべし

げんこつをかざして、
影の出方を見る
げんこつをりんごに
置きかえるとこうなる

リンゴを手にとってみてください。どの角度で撮影するか決めましょう。かわいい角度はありますか。りりしい角度はどこですか。デジタルカメラはディスプレイで写した画像の確認ができますが、まず、「自分がどう撮りたいか」をはっきりさせることが大事です。
先月号を思い出してリンゴを片目で見てみましょう。
確認するさいには便利なディスプレイですが、頼りすぎると、なか
なかアングルが決まらないものです。
被写体はていねいに扱ってくださいね。指紋がついてしまいそうなものは、じかに手で持ってはいけません。タオルやハンカチをあてたり、白手(白い布の手袋)を使用するとよいでしょう。リンゴを置き、用意したバック(被写体の背景)を台に敷きます。
今回はやさしいイメージにしたいのでベージュのクロスにしました。
布などを敷く場合、しわになることもありますので、事前にアイロンでのばしておくとよいでしょう。
リンゴは手前ぎみに置いてください。カメラをのぞくとわかりますが、バックが中途半端に切れたりしますので、なるべく手前に置くようにしましょう。


いよいよ撮影開始

三脚をつけたカメラを「絞り優先モード」にして、一度シャッターを切り、おおまかにアングルを決めます。
ディスプレイで見てみましょう。思ったとおり写りましたか。位置はどうでしょう。かわいく撮影できていますか。「少しだけ被写体を右にずらしたい」など、細かなズレはカメラではなく、リンゴを動かしてもOKです。


ブレないように気をつけて

露出補正で光の強さを調整
一つでさびしい場合は
2つを使って変化つける。
絞りを操作して後ろを
ぼやかすと優しい感じになる
今度は影を調整します。逆光ぎみで撮影をしているので、手前が暗くなっていませんか。イラストのようにレフ板を入れてみましょう
(第6回参照)。
今回はプラスチックの板をつなげたものを使いました。画用紙を折っても同じ効果が得られます。自立するので、便利です。シーツを家族や仲間に持ってもらうのも有効です。ホワイトバランスは「曇
り」か「日陰」を選択します。
 次に露出を調整します。今回は絞り優先モードで絞りをf11に調整しました。シャッタースピードは1/4秒でした。ブツ撮りの場合、ある程度ピントを合わせたいので、絞りを絞って撮影します。
このときシャッタースピードは極端に遅くなりますので、かならず三脚を使用してくださいね。ここまで手をかけた撮影なのに、画像を拡大してみると、ブレていたら、悲しくなってしまいます。
ディスプレイで確認します。画像が少し暗かったので露出補正をプラス1。写真(3)のリンゴ、かわいいですね。お疲れさまでした!

愛情をもって
撮影してください

窓辺に作る撮影台の概念図

JA広報担当のみなさまが撮影するブツは千差万別。北はジャガイモから南はゴーヤまでいろいろな野菜があります。
そのほかにも料理や手芸の作品、加工品など、多岐にわたります。けっこう過酷ですよね。
そんなとき、一つだけ思い出してください。物にはよく見える角度、「顔」があります。その顔を見つけてあげて、愛情を持ってやさしく撮影してあげてください。いままでとは少し違う写真が撮影でき
ると思います。


ディスプレイを見ながら撮影したい?

デジタル一眼レフカメラの背面には、たいていディスプレイがついていますね。ディスプレイをのぞきながら撮影される方も多いのではないでしょうか。
動きのある被写体などでは、ディスプレイをのぞいている間にシャッターチャンスを逃すこともあります。
ただし、ディスプレイを見ながら撮影したほうがよいこともあります。自分の目と感覚を信じてシャッターを押し、ディスプレイは最終確認として使うのがよいでしょう。

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