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第4回

縁側で人物を撮る

 

今月の一言

服の色に注目! ストロボで自然に撮るには「小細工」が必要です


(1)失敗
(2)自動ストロボ
前回の屋外の撮影では、逆光で顔が真っ黒に写ってしまいました。その対策として、小型のストロボを使い、顔を明るくする方法を紹介しました。トラクターに乗るおじちゃん、かっこよかったですね。同じように縁側で子どもの撮影をしていると、やはり顔が黒く写ってしまった(1)ので、ストロボを取り付けて撮影。すると、今度は顔が真っ白に(2)。ここまでくると行き過ぎです。これはどうしたものでしょう。まず顔が白くなってしまった原因を探ってみます。


ストロボを調整して見た目に近い写真に


(3)ストロボの露出補正機能使用
カメラに内蔵されている露出計は、被写体をグレーに写そうとします。被写体に反射した光を計るので、「色に左右されやすい」ことを前回少しふれましたね。よく子どもの服を見てください。彼が着ているシャツの色は「黒」。今回の美白事件の原因はここにあるのです。  まずカメラは画面の露出を計ります。ストロボがついていることを認識して、ストロボをぴかっと光らせたときのストロボ光を含めた画面全体が、グレーになるようにシャッタースピードと絞りを調節。さらに、できるだけ被写体が自然に写るようにストロボの光の強さも調節します。ほんの一瞬で高度な計算をしてくれているんです。すごいですね。でも今回は彼の服が黒かった。そこでカメラは気を利かせて、ストロボの光を強めに設定。服がグレーになるように明るく調整してくれたわけです。もしもグレーの服を着ていたなら具合がいいのですが、黒い服がグレーになるように調節してくれたので、見た目より明るく写ってしまったのです。結果は(2)のとおりです。  そんなときはストロボの露出(調光)補正機能を使います。これはストロボの発光量を調整する機能です。設定の方法は各カメラごとに違いますので、ストロボの説明書をよく読んで設定してみてください。(3)の写真は、ストロボの光をストロボ側でマイナス一と三分の一に調整して撮影をしたものです。顔も明るく、服も黒く再現され、見た目に近い自然な写真になりました。


バウンス撮影のすすめ
 

(4)ストロボ
ほかにも最近のストロボには便利な機能がたくさんついています。上位機種には(4)のように発光部が動くものがあります。ストロボにもよるのですが、光る部分が上を向いたり、中には回転するものもあります。これらの機種をお使いの方は「バウンス撮影」に挑戦してみてください。
発光部を直接被写体に向けるのではなく、天井や壁に反射させ、その反射光を利用して撮影する方法です。使い方はストロボの首を動かし、天井や壁に向け、撮影をします。被写体の影が緩和されて、自然な印象の仕上がりになりますよ。このバウンス撮影、とても使えるのですが、注意してもらいたいことがあります。
バウンス撮影のさいに光を反射させる天井や壁がストロボから離れていると、反射光が被写体に届かず、光量が不足し、暗く写る場合があります。バウンス撮影のコツとしては天井や壁が白く、あまり広くない部屋で撮影するとよいでしょう。白い天井や壁がおすすめなのは、反射させるさいに被写体が反射面の色の影響を受けてしまうからです。極端な例ですが、赤い天井に反射させて撮影をすると、お酒に酔ったような顔色になることもありますよ。また、狭い部屋での撮影の方が反射光が被写体全体を包み込んでやわらかい写真に仕上がります。簡単な顔写真などにも使える、便利な機能です。


バウンス機能を使ってプロっぽく撮影するには


(5)バウンス
人物の撮影をするときは、キャッチライトを入れて写すといきいきした表情になります。キャッチライトとは、ひとみに写る白い光のことです。少し値段の高いストロボには「キャッチライトパネル」がついているものがあります。バウンスをするときに(5)のように引き出すだけなのですが、この機能を使用すると目にきらめきが写り込み、とても生き生きした表情になります。まずはご自分のストロボの説明書をチェックです。パネルがついていない方も、90度上方へ発光部を動かして、ストロボの発光部へ白い紙をテープではれば同じ効果が得られますよ。  

おすすめのストロボ、ちょっと書いておきます。
おすすめというか、各メーカーより出している、「バウンスが出来るストロボ」ということになるのですが、どうしてもハイエンド機になってしまいます。
気をつけなければいけないのは首をまわす角度が上下方向しか出来ないものが意外に多く、「バウンス可能」と書いてあるものでも、左右方向に動かすことが出来ず、初心者は買ってから後悔することがあるので、注意が必要です。

ニコン
スピードライトSB-800
スピードライトSB-600

キヤノン
スピードライト580EXII
スピードライト430EX

オリンパス
エレクトロニックフラッシュFL-50
エレクトロニックフラッシュFL-36

ペンタックス
オートストロボAF540FGZ

ソニー
HVL-F56AM

自分が調べた限りですが、上記のストロボはバウンスできる角度(首を上下左右に振ることができる)の自由度が大きく、工夫次第で色々な撮影に応用できます。

機材を購入する際は知識のあるカメラ店の店員さんに必ず相談するようにしてください。
カメラの機材は高価なものが多いので、一度買ってしまうとなかなか買い直すのはたいへんです。



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