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HOME > JAのみなさまへ > 写真のチカラ > 第2回 構図を知ろう
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第2回

構図を知ろう

 

今月の一言

構図を知って、迷いを断ち切る!
でもとりあえずタテ・ヨコ両方押さえましょう

写真の形は長方形。タテとヨコがあります。撮影をしていると、どちらがいいのか、迷う場面がありますね。「撮影のとき迷う」というのは、みなさんがカメラをのぞいたときに「画面にまとまりがない」とか、「目で見た印象と写真が違う」と、なんとなく感じているからではないでしょうか。
タテかヨコかはとりあえずおいておいて、みなさんは「構図」という言葉をご存じですか? 辞書には、「絵画・写真などで仕上がりの効果を配慮した画面の構成」と出ています。つまり、画面のどこに何をおくか、ということです。
人が美しさや落ち着きや安定を感じる構図には、法則があります。今月は画面構成を決めるうえで、覚えておくと便利な構図をいくつか紹介しましょう。

三分割法
画面に1:2で線を引いたもの(図1)。これは写真を撮影するうえで、とても基本的な構図です。カメラにもよりますが、この線をファインダー(のぞくところ)に表示できるものもあります。各線の交点に被写体(主題)をおくと、画面が落ち着き、安定し、美しい写真になりやすくなります。

(図1)

点による構図(日の丸構図)
画面のまん中に被写体がある構図です(図2)。ぼくは日の丸弁当を思い出します。ご飯のまん中におかれた梅干し状態です。とても安定感があります。逆に言うと、つまらない、動きのない構図です。

(図2)

三角構図
写真の中で二等辺三角形がイメージできる構図です(図3)。どっしりしているとか、安定しているとか、締まりがあるイメージを人に与えます。

(図3)

線による構図
線が同じ方向に平行に並んでいる構図です(図4)。ヨコ位置で用いると、とくに安定感を感じます。すっきりとした、静かな印象です。

(図4)

面による構図
図5のように面が2つ以上ある構図です。各面の面積で大小がある場合は流れができ、立体的に感じます。

(図5)

シンメトリーな構図
山と湖に映った山の両方が入っている写真を想像してください。シンメトリー(対称)の言葉通りです(図6)。これも安定感をもたらします。

図6

いかがですか? 代表的な構図をいくつかあげてみました。ではどうしたら、構図を実際に生かせるようになるのでしょう。まずは、「目で見た印象と写真が違う」という問題をクリアしましょうね。
人間の目とカメラとは決定的に異なる点があります。ためしに窓の外を20秒ほど見てください。その後、片目を手のひらでふさぎ、もう一度景色を見てください。見た印象がかなり異なっているのではないでしょうか。人間は2つの目でものを見て、立体画像(3D)として認識しています。一方カメラには目が1つしかないのです。平面画像(2D)としてしか、ものを写し撮ることができません。「見た目どおりに写らない」、これは当たり前のことなのです。「写真の目」を身につけることは「構図」を身につけることです。人間の目との違いを理解して、被写体が生きる構図を考え、撮影しましょう。
さて、ここでみなさんに構図を勉強する秘密(!?)の方法をお教えします。日ごろから見ている雑誌などの写真を準備してください。そして、前段であげたいくつかの構図を当てはめてみてください。ペンでガイド(線)をひくと、よりわかりやすいと思います。迷わず線が引けるようになると、みなさんの構成力は格段にアップしますよ。


タテとヨコの基本は?
さて、構図が何となくわかったところで、タテ・ヨコの話です。簡単に言えば、タテ長のものはタテで、ヨコ長のものはヨコで撮影するのが基本です。同じ構図でも、タテ位置では立体感が出ます(1)。動のイメージでしょうか。見せたいものを鮮明に切り取る気持ちで撮影するといいでしょう。
ヨコ位置は広がり・安定感が出ます(2)。静のイメージです。少し冷静に、引いて、落ち着いて撮影するといいでしょう。
構図を覚えておけば、「いい写真」といわれるものを撮影できるチャンスは、確実に広がります。みなさんも目にする景色を片目で見つめて、構図に当てはめてみてください。練習していると、無意識のうちに「写真の目」になるときがきます。そうしたら、もうガシガシ写真を撮れると思います。

(1)

(2)

日の丸構図の解消法
カメラを始めたばかリの方は、日の丸構図に陥りがちです。これはピントがまん中に合うようにできたオートフォーカス機能のあるカメラを使うと、とくにそうなります。
これを解消するには、「フォーカスロック」という機能を使用します。操作方法はメーカーによってまちまちですが、被写体にピントを合わせたあと、ピントはそのままで画面をずらせる機能のことです。この機能はとても便利なので、一度説明書をご覧になり、ぜひマスターしてください。
構図を勉強して、この機能を使い、自由に撮影してみましょう。いままでとは違う写真が撮影できると思いますよ!

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