農村文化情報
| 分類:農産加工 | 都道府県:神奈川県 | 団体名:JA津久井郡佐野川支所 |
| グループ名:蔦(つた)の会 | ||
| ** 農家、町、JA、商工会とネットワークを結ぶ漬け物づくりグループ ** |
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| 10人で始めた漬け物づくりのグループ。化学調味料をいっさい使わない手づくりの味≠ェ評判を呼び、販売量は年々着実に伸びている。町やJAの協力を得て直売所に併設した加工施設の建設も計画している。 |
| ●事業の活動内容 | |
| 藤野町下岩、御霊地区の辺りでは、昔から農家で古漬けになったたくあんを塩抜きし、しょうゆや砂糖などの調味液で味つけをして食べる風習があった。 蔦(つた)の会ではこれに目をつけ、ダイコン、キュウリ、ニンジン、ミョウガ、ショウガ、シソの実、ゴマなど7種類の新鮮な地元野菜をとり入れた漬け物づくりに取り組んだ。名前も近くに観光地の陣馬山があることから「陣馬漬」と銘名した。1袋(150g)350円と価格も手ごろでかあちゃんの味≠ニしてお客さんに親しまれている。 1回の漬けこみは3日かかり、1日3〜5時間作業をする。1回300〜350袋作り、平成11年は8回漬けこみをした。年ごとに製品換算で50kgほど増えており、11年には400kg仕込んだ。 平成6年まで加工は無報酬で、農産物の買い上げが中心だったが、8年には時間給300円を支払うようになり、さらに翌年500円にした。 「陣馬漬」のほか、キャラブキやラッキョウなどの漬け物も手がけているが、平成8年から正月用の限定商品として「赤カブの甘酢漬」50kgの製造を始めた。価格は1袋150g350円。いずれも好評販売中。 | |
| ●事業の開始時期、実施の理由・目的 | |
| 自家野菜の有効利用、高齢者の生きがいづくり、地域の活性化を目的に地域の女性たちがグループづくりを決意し、平成5年7月に当時40歳代から60歳代の女性10人で「蔦(つた)の会」を組織した。 「蔦(つた)の会」の名称には、ツタののびのびとした生命力にあやかりたいという会員の願いが込められている。 | |
| ●事業の特色 | |
| 化学調味料はいっさい使わない手づくりの味≠ェなかなか評判よく、販売量は年々着実に伸びている。 漬け物の材料にするダイコン、キュウリなどは数件の農家に委託栽培している。栽培農家は会で決めた塩分量で下請けし、それを会が買い上げるかたちでネットワーク化し、生産量の拡大と効率化をはかっている。 販売は藤野町営の「やまなみ温泉」や宮ヶ瀬湖畔のJA直売所を中心に、津久井郡内にある直売グループや城山町の「かたくりの里」などとネットワークを結んでいる。また、藤野町商工会ともタイアップし、おたがいに販路拡大に努めている。とくに地元の特産品であるユズのマーマレードや酒まんじゅう、シイタケなどとセットで購入する人が多い。 | |
| ●活動の成果、今後の事業展開計画 | |
| 着実な販売量の伸びとともに、「蔦(つた)の会」では新商品の開発にも積極的に取り組んでいる。「陣馬漬」「赤カブの酢漬け」に続いて、新たに「ピリ辛キューチャン」の試作を重ねてきた結果、今年から商品化するはこびとなった。 また、これまで加工場は個人の物置を利用していたが、加工施設としては手狭なため、町や農協の協力を得て、直売所に併設した加工施設の建設を計画している。 <『家の光』1996年8月号掲載/2000年10月更新> | |
| 《問合せ先》 『JA津久井郡佐野川支所』 〒199−0201 神奈川県津久井郡藤野町佐野川2433 TEL:0426−87−2110 『蔦(つた)の会』 代表 楢島 喜代子 TEL:0426−87−2262 |
| ●地域の概況 | |||
| 「蔦(つた)の会」の活動エリアである藤野町は、神奈川県の最北西端に位置し、町域は東西6.8km、南北13.5kmと南北に長い形をしており、面積は64.9kuである。町の中央部には、JR中央線藤野駅、国道20号線、中央高速道の相模湖インターがあり、交通の要所となっている。しかし、大半の集落は山寄り散在している。下岩、御霊地区も、農地は急傾斜地で狭小であり、土地条件も悪く、土地生産性は低い。昭和42年に振興山村法で茶が導入され、とく産地化が図られている。 両集落の近くには、陣馬山や生藤山などのハイキングコースがある。また、町の中央部東側には神奈川県民の水がめである相模湖、南部には奥相模湖があり、ここを訪れる観光客も増えており、景観を生かした都市住民との交流も行われている。 |
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