農村文化情報
| 分類:農産加工 | 都道府県:京都府 | 団体名:JAふくちやま |
| グループ名:「シルクの里」下川口紡ぎ糸生産組合 | ||
| ** 養蚕農家の心を紡ぐまゆ人形 ** |
|
|
| メンバーそれぞれがデザインを考え、まゆの丸みを上手に利用し自然のもつ可愛らしさを生かした「まゆ人形」を制作。 |
| ●事業の活動内容 | |
| 5名の養蚕農家が集まり、出荷には向かない小さなまゆや、形の崩れた「くずまゆ」、 1つのまゆに2匹の幼虫がはいっている「たままゆ」を利用して「まゆ人形」を制作。 「まゆ人形」については毎年の「干支」を作るほか、組合員全員で新作を考案。そのほ かバラの花、コサージュなどを手掛けている。「紡ぎ糸」については毎年1〜2回それぞれが持ち寄り、糸の仕上がり具合を評価している。 | |
| ●事業の開始時期、実施の理由・目的 | |
| 組合が結成されたのは平成7年3月のこと。代表の桐村さゆりさんが全国養蚕婦人研
修会に参加し、西城正子さんの紡ぎ糸作りの講演と講習会を受け、出荷できない「たま
まゆ」「くずまゆ」などで編み物用の紡ぎ糸ができることを知り、これなら自分たちで
にもできるのではないかと判断してスタートした。 「まゆ人形」は平成8年に行われた農業祭にはじめて出店し、お客たちの人気を集め、好評だったことに力を得て、いろいろな「まゆ人形」をつくるようになった。桐村さんは言う。「私たちの作った『まゆ人形』などを通して、紡ぎ糸の良さを知っていただきたい。まゆを何時までも忘れないでほしいですね」 | |
| ●事業の特色 | |
| 「シルクの里」下川口紡ぎ糸生産組合の皆さんが作る「まゆ人形」は、まゆの丸みを上手に利用。自然のもつ可愛らしさを生かした作品であることが特徴。目をつける位置や、口の書き方などで表情がまるで違ってくるのが面白い。メンバーの皆さんが干支のウサギなどを作るにしても、メンバーそれぞれがデザインを考え、様々な形のアイデアを出しあって制作。「頭の中で考えたものが、形になっていくのがうれしい」とメンバーの皆さんは語っている。 | |
| ●活動の成果、今後の事業展開計画 | |
| メンバーが制作した「まゆ人形」「カイコのマスコット人形」
などは福知山市観光協会のイベントである「お城祭り」「マラソン大会」など、JA4支店の農業祭り、毎月1回行われている振興局主催の「まごころ母ちゃん」で販売されている。ほかに江観光」「三岳里の駅」「手作り公房《かりよん》」で委託販売。 「低迷している養蚕を細くても守り続けていきたいですね」と代表の桐村さゆりさんは 言う。メンバーの皆さんは独特な味が出せるような紡ぎ糸を作り、赤ちゃんから高齢者まで愛され、利用してもらえるような作品を作っていきたいと抱負を語っている。 <『家の光』1999年2月号掲載・2000年8月更新> | |
![]() |
![]() | |
![]() |
《問合せ先》 JAふくちやま下川口支店 『シルクの里』下川口紡ぎ糸生産組合 TEL:0773−33−2690 〒620−0073 京都府福知山市字勅使 | |
| ●地域の概況 | |||
| 古くは城下町として栄えた福知山市は、京都府の北西部に位置し、標高800m前後
の山岳地帯で、中心部は400〜500mの山々に囲まれた盆地になっている。昭和2
年に京都府で2番目の市として誕生して以来、京都市や大阪市、神戸市から70km前後の距離にあるために、京阪神と山陰・丹後地方を結ぶ交通の要衝となっている。 町の産業の中核は商業で、中心市街地の活性化にむけて「鉄道の町」という地域資源を生かし、平成10年に「福知山鉄道館ポッポランド」を開館した。農業においては以前は、養蚕が栄え、有数の名産地として注目を浴びた。現在は、府内最大の生産量を誇るキュウリをはじめ、マツタケやタケノコ、茶、クリなどの作物をはじめ、豊かな森林から生まれた「丹州材」まで、福知山の自然の産物が京阪神の市場で高い評価を受けている。農業は戸数・就業人口ともに減少傾向にあるものの、圃場整備や農道整備、農業集落排水事業など、生産基盤の整備や良好な生活環境づくりをすすめている。今後は農業の担い手を確保・育成して生産性の高い農業経営の推進を図ることが課題となっている。 |
![]() | ||