農村文化情報

分類:食品加工 都道府県:福井県 団体名:朝日町管理公社
グループ名:しゃぼゆりの会

地場野菜ををフリーズドライ加工
 
1年じゅう気軽にカボチャが食べられる

 地元特産のカボチャを「凍結乾燥」(フリーズドライ)し、それをもとに次々とオリジナル商品を開発。

●事業の活動内容
   地元特産のカボチャ(平安小菊)を利用して「ポタージュスープ」「カボチャパウダー」「クッキー」などを製造販売している。また、平成12年初めから試作を続けてきた「パイ」が10月から商品化された。そのほか、地元産のシイタケを使った「お惣菜」も販売している。
 なお、これらの商品の価格は次のとおりである。
 ・ポタージュ  45g入り(3食分)   300円
 ・パウダー   70g入り        300円
 ・クッキー  100g入り         300円
 ・パイ     10個 (箱入り)     900円

●事業の開始時期、実施の理由・目的
 ビタミン源としてのカボチャを1年じゅう気軽に食べられるようにという思いを町やJAに働きかけ具体化したのが、福井県丹生郡朝日町に昭和63年誕生した、農家の女性グループ「しゃびゆりの会」(会員10名)である。そして県、朝日町、JAあさひが協力して、県で初めてのフリーヅドライと呼ばれる「凍結・乾燥」施設を備えた加工場が建設されたそこで、彼女たちが加工作業を担当することになった。この加工場は、当初JAあさひが運営していたが、平成7年に朝日町に移管され、現在は管理公社が運営している。
 原料となるカボチャは、県下では唯一の産地である『平安小菊』。このカボチャは日本カボチャの小型種で、この地域では水田の転作作物として特産化した。

●事業の特色
 フリーズドライ加工は、原材料や生製品を急速に凍結させたうえ、乾燥させる製法である。利点としては、次のことが挙げられる。
 @ 素材のもつ栄養価や味、香りが損なわれない。
 A いつでも簡単に、生に近い状態に戻すことができる。
 B 軽量なので保存や携帯、運搬に便利。
 あわせて、保存料、添加物使っていない自然食品として評判になっている。

●活動の成果、今後の事業展開計画
 これまで地元特産カボチャを材料にした「カボチャパウダー」「ポタージュスープ」などのオリジナル商品を開発してきた。この商品を次々と開発してきた。さらに平成12年新たに「カボチャを使ったパイ」を開発した。この商品は、お菓子、土産物など、その用途が広いことから、町では今後、「パイ」を事業展開のメインに据えていく計画である。
 なお、販売は管理公社と関連のある道の駅、植物園内の土産物店、近隣温泉の施設などで行っている。
                    『家の光』1997年10月号掲載・2001年5月更新

 
《問合せ先》
朝日町管理公社

TEL:0778−34−1120

●地域の概況
 朝日町は、県の中央、越前平野の西端に位置し、丹生産地の山すそに発達した鯖江市の西に隣接する町である。
 主な産業は農業で、米、野菜、畜産が中心である。
 町立福井総合植物園プラントピアでは、植物学上重要である日本の北限植物や南極植物、タセツ多雪地帯の植物を中心に、植栽展示している。


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