農村文化情報

分類:農産加工 都道府県:茨城県 団体名:JA茨城みどり管内
グループ名:パンプキングループ

** 時間をかけてヒット商品を開発 **
 
これからが本領発揮です

 美和村特産のシイタケをベースに開発した「ミックスしいたけ」が大ヒットとなり、さらに2年間かけて開発した「スナックしいたけ」がまたまた大ヒット。現在、新しいお総菜の開発を手掛けてもうすぐ発売にまでこぎつけた。

●事業の活動内容
   茨城県農業普及センターが開講した「女性農業大学」の同期生7名が集まって作ったのがパンプキングループ。美和村は明治時代からつづくシイタケの産地として知られているが、生の出荷や干しシイタケには向かない小形のもの、形がいびつなものを利用して、加工食品づくりに取り組んできた。昭和61年には商品化第1号として「ミックスしいたけ」を発売。これはシイタケのほかにニンジン、ゴボウ、かんぴょうを千切りにして乾燥させたもの。混ぜご飯やけんちん汁の具として利用できるように味付けはしていない。商品化第2号は「スナックしいたけ」。揚げ油の温度や揚げ時間の調整がむずかしく、2年間かけて開発したもので、塩とコショウで味付けがしてある。シンプルな味だが、サクサクした歯ざわりと香ばしさが魅力。ロングセラーをつづける、この二つの商品のほかにキウイジャムなどもある。「パンプキングループ」のメンバーが開発した商品は、ふるさと祭り、母ちゃん市(年2回)などの村内外のイベントや、ふるさと宅配便などで販売されている。

●事業の開始時期、実施の理由・目的
 昭和58〜59年に普及センター主催の女性農業大学で、農業全体についての指導を受けた人たちのうち、美和村出身の7名が、普及センターの指導をうけて、昭和60年にグループを結成した。その後、普及センターの指導のもと、メンバー7名のうち4名がシイタケ農家の主婦ということもあり、シイタケをベースにし余剰野菜で何かを作ってみてはというアドバイスを受け、技術指導をうけながら「ミックスしいたけ」の商品化にこぎつけた。

●事業の特色
 毎月3〜4回、会社勤めのメンバーもいるために、おもに夜になると道の駅に併設された加工所に集まりの商品作りにはげんでいる。村内外のイベントに参加するなどして販売し、やがて口こみで評判となり、もっとも売れた年は年間8千袋もはけたという。調理済みの加工食品は多忙な主婦に人気。現在は村の特産品作りのプロジェクトに参加し、昨年からシイタケをベースにお総菜の開発に取り組んでいる。ネーミングは未定だが「パスタソース」「シイタケの含め煮」「あんかけ」「シイタケと牛すじのとろ煮」「甘酢漬け」「シイタケとシメジのレモン風味ソース」の6品。レシピの見直しや一週間ごとの味の確認などを続けて、近日中に発売されるという。

●活動の成果、今後の事業展開計画
 グループでは1年間の収益をプールし、年一回のホーナスにあてたり、1泊の研修旅行の費用にあてて、残りは貯蓄にまわしてきた。というのもグループの夢でもある海外旅行をかなえるためだ。結成して15年、当時は子育てや家事や農作業に追われながらの活動だったが、子育てから解放されて「これからが本領発揮です」と、メンバーの皆さんははりきっている。

                        <『家の光』2000年3月号掲載・2000年10月更新>

 
   
《問合せ先》

『パンプキングループ』
(代表)堀江正子

TEL:0295−58−2711

〒319−2603
茨城県那珂郡美和村わし子490

●地域の概況
 美和村は茨城県の北西部に位置し、東は山方町、南は大宮町と緒川町、北から西にかけて大子町、栃木県馬頭町と烏山町に接している。東西13km、南北8.5km、総面積80.35 で、その約82パーセントを山林が占め、大半がスギやヒノキの針葉樹林でおおわれている。
 農業は緒川の両岸に開けているが、全体の約9%あまりだ。このような地勢を反映して木材などではログハウスの生産などが盛んに行われ、ほかにシイタケやウメ、ナスの栽培をはじめ、こんにゃく、ソバなどの農産加工の振興が計られている。これらの農林産物の販売拠点となっている「物産センター」が好評で、美和村の産業を支える新しいシンボルとなっている。



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