農村文化情報
| 分類:観光農園 | 都道府県:滋賀県 | 団体名:JAレーク大津 |
| グループ名:近江舞子いちごグループ | ||
| 秘訣はリーダーシップとイチゴへのこだわり |
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| 観光地の近くという地の利を生かし、自然の味を売り物にした観光イチゴ園が大盛況。合わせてイチ ゴやピーナツなどを素材にしたジャム、お菓子の販売も伸びている。 |
| ●事業の活動内容 | |
| 観光イチゴ園は、年によって多少の違いはあるが、おおむね5月10日から6月5日ごろまでの25日間。イチゴ狩りのできる場所は4か所1ヘクタールほどの面積。イチゴは同じ場所に毎年作ると、連作障害が出て生育が悪くなるため、畑を代えていく努力をしている。開放する場所は、お客さんが来やすいように、駅の近く、国道沿いなどの立地条件のよいところを選んでいる。入場料は大人1200円、小人800円、小学生以下500円で1時間食べ放題。 近くに琵琶湖、比良山などの観光地があるところから、ここを訪れる人は多く、平日で600〜700人、多いときは900人以上にものぼることがある。土日、祝日など開園して半日ほどで入園を断るほどの盛況ぶりである。 28人のグループのメンバーが、観光農園のインストラクターをはじめ、受付、土産物販売所、駐車場などの運営管理を行っている。 また、観光農園と合わせてイチゴの加工品の製造販売にも力を入れている。集落内にある公民館を加工場として利用し、「イチゴジャム」「イチゴクッキー」などのイチゴ関連商品をはじめ、お総菜、漬け物、おにぎり、たきこみご飯(ふるさと弁当)を製造販売している。雨が降ったときなどに収穫したイチゴは、冷凍ストックしておき、必要なときに製造している。おもな加工品の価格は、次のとおり。 ・イチゴジャム(瓶詰) 170g 400円 240g 500円 ・ピーナツクッキー+イチゴジャム(2個入り) 1800円 ・ピーナツバター +ジャムセット 1000円 これらは、観光農園やJAの直売所「グリーンファーム」で販売している。 観光農園の成功に自信を得たグループでは、2年前から新たに、ピーナツ掘り、イモ掘りなどの体験ツアーを始めた。 ピーナツ掘りは、5月末にまだ生育中のイチゴ株の間に千鳥状に種まきをし、10月に収穫するもの。この体験ツアーはピーナツ掘り→クラフトの焼き杉体験→揚梅(ようばい)の滝の見物(「ふるさと弁当」で昼食)など地域の名所、施設巡りとからめた企画となっている。 このほか、イモ掘り体験ツアー(イモ掘り→コスモス畑での花摘み)なども行っている。 体験ツアーの料金は、1日3000円(昼食は「ふるさと弁当」付き)。この価格で実施できるのは、送迎用のバス代を地元のJAレーク大津が補助しているため。 | |
| ●事業の開始時期、実施の理由・目的 | |
| 米余り現象に伴なう水田の減反による集団転作をすることになったのがきっかけで、米に代わる作物として選らんだのがイチゴだった。そのイチゴをただ栽培して販売するだけでなく、お客を誘致しての観光農園でのイチゴ狩りに結びつけたのが平成6年。グループのメンバー5人で、面積わずかに6アールでスタート。立地条件に恵まれていることと、メンバーの努力により、年ごとに訪れるお客さんが増えてきた。それに伴なって面積も増え、いまでは4か所1ヘクタールにまでになった。グループのメンバーも28人になった。 | |
| ●事業の特色 | |
| 近隣に琵琶湖、比良山などの観光地を控え、しかも京都からバイパス経由で40分ほどの地の利を生かした観光イチゴ園(イチゴ狩り)、体験ツアーを企画して成功した。 イチゴ園は完全無農薬の露地栽培を売り物に、お客さんの食の安全≠ノたいするニーズに応えている。また、連作障害を避けるため、毎年栽培する園地を変えるなどの努力をしている。 イチゴ生産(観光農園)と、それを利用した食品加工事業をうまく組み合わせて成果をあげている。 | |
| ●活動の成果、今後の事業展開計画 | |
| 訪れる観光客の数は、平成6年の開設以来、うなぎ上りに増加している。それとともに観光客を対象とした加工品の販売も伸びている。 ここに訪れる人たちのなかで特徴的なのは、子どもたち(保育園児、幼稚園児)の格好の場となっていることである。京都市内にある園児300〜400人のマンモス幼稚園では遠足先を見つけるのに苦労していたところ、ここが格好の場所として白羽の矢が立ったのである。 観光イチゴ園の成功に自信を得て、グループでは今後さらに新たな体験ツアーとして「イチゴの苗植え」加工事業と関連させた「ピーナツみそ加工体験」など、農業と観光をうまく結びつけた事業展開を企画している。 〈『家の光』1996年12月号掲載・2001年5月更新〉 | |
| 《問合せ先》 「近江舞子いちごグループ」 (代表) 田中 勝江 TEL:077−596−0367 〒520−0502 滋賀県滋賀郡志賀町南小松1020 |
| ●地域の概況 | |||
| 県中西部、琵琶湖の西岸に位置する一郡一町の町。町の西側には1000m級の比良山系の山々が連なり、町の面積の70%余りが山林である。比良山麓の細長い湖岸に沿って、JA湖西線と国道161号線が走っており、この間に広がった5ヘクタールの水田が、観光イチゴ園の舞台となっている。 産業面では農業が中心で、米、野菜作りが行われている。 湖西線の開通により、大津市、京都市への足の便がよくなったため、宅地開発が進み、それにともなってこれらの都市への通勤サラリーマンも増えている。 |
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