農村文化情報

分類:農産加工 都道府県:栃木県 団体名:JA那須南烏山地区JA女性会
グループ名:農産加工研究会

** JA婦人部でカボチャ栽培から「かぼちゃまんじゅう」づくり **
 
カボチャの「まんじゅう」からドーナツ、蒸しパンづくりへ発展

 地元で作られている中山カボチャに、まんじゅうという付加価値をつけて販売するようになったことで、地域の活性化につながった。あわせて、生産にも力が入り、全国的な宅配にまで販売の輪が広がった。

●事業の活動内容
   烏山特産の中山カボチャ(在来種)の果肉を使った「かぼちゃまんじゅう」づくりを農産加工研究会で行っている。毎週土曜日に製造し、製品は土曜と水曜に地元で開かれる青空市や烏山町内に4か所ある直売所に配達し、販売している。
 作業時間は午前8時から午後2〜3時まで。1回の作業で576個を目安に作っており、年間2万個ほどを製造している。
 値段は1個100円。1箱(8個入り)800円(箱代は無料サービス)。1パック(5個入り)500円。現在、研究会メンバーは、50〜60代の人が中心で19人。

●事業の開始時期、実施の理由・目的
 平成4年にJAの農産加工所が建設されたのを契機に、農協婦人部のOGを含めた14人でスタートした。
 中山カボチャは、もともとその名のとおり中山という集落で自家用としてほそぼそと作られていた。ところが昭和58年の農協家の光大会の発表で、形の珍しい、甘みの濃い、おいしいカボチャがあることを知り、さっそく旧烏山農協婦人部の部員全員で栽培することになり、関心が高まった。

●事業の特色
 地元で作られている中山カボチャに、まんじゅうという付加価値をつけて販売するようになったことで、地域の活性化につながった。あわせて、生産にも力が入り、全国的な宅配にまで販売の輪が広がった。
 中山カボチャは年間、10kg段ボールで6000ケースほど生産・販売しているが、そのうち1500ケース分を宅配に向けている。宅配用は、1ケース2kg×2個詰めのものを送っている。

●活動の成果、今後の事業展開計画
 これまで順調に伸びてきた「中山まんじゅう」を支えてきたものにPR活動がある。町のイベント、地元の祭事などの場で試食、販売などにより宣伝に努めてきた結果、観光客などにも知れわたるようになった。
 また、毎年10月に塩原で開かれる「まんじゅうサミット」なども格好のPRの場となっている。
 その一方、中山カボチャを素材にしたドーナツ、蒸しパンなどの新しい商品の開発に取り組んできたが、ようやく販売のめどがつく段階に至った。
 さらに将来、JAとしては加工場を活用して、JAと組合員との結びつきをより強める場にしたいと考えている。

                         <『家の光』1996年6月号掲載/2000年10月更新>

 
《問合せ先》

『A那須南 烏山支所』J

TEL:0287−83−2111
FAX:0287−83−1174

〒321−0626
栃木県那須郡烏山町初音7−5

●地域の概況
 県都宇都宮市の北東約30kmに位置し、東は茨城県に接している。また、北の八溝山麓沿いに那珂川が町を縦貫するように流れており、豊かな自然に恵まれあわせて歴史文化の薫り高い町である。
 産業は、従来は農業主体だったが、宅地、工場、ゴルフ場などの開発により、第2次産業がしだいに増えている。



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