農村文化情報
| 分類:女性起業 | 都道府県:広島県 | 団体名:なし |
| グループ名:農家のパン屋 ペイザン | ||
| 酵母の香り漂うパン屋さん |
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| 山あいの小さな農家のパン屋さん。国産小麦と天然酵母にこだわったパンは、「おいしい」と言われるまでに8年間の“発酵時間”が必要だった。 |
| ●事業の活動内容 | |
| 福田庸子さん(48)の店「農家のパン屋 ペイザン」(ペイザン=フランス語で「農夫」という意味)では、食パン(丸い大きなもの。1.5斤400円)をはじめ、いろいろな菓子パンを作っている。パン作りには天然酵母を使っているため、仕込みは、前日の夜半から始まる。続いて早朝(5〜6時)からの成形、二次発酵、窯入れと忙しい作業が毎日続く。 原料の小麦は、岩手産の「南部小麦」を使っている。パン作りのための年間使用量は300〜400kg。 庸子さんは、数あるパンのなかでも食パンにこだわってきた。そのため当初は、甘みのあるパンは作らなかったが、子どもたちにパンの味になじんでもらい、食べてもらうためにメロンパンやあんパンなどの菓子パンも作るようになった。 | |
| ●事業の開始時期、実施の理由・目的 | |
| 平成4年にたまたま書店で天然酵母と国産小麦で作るパンの本を見つけたことと、生まれた長女の泰代さんがアトピー体質だったこともあって取り組むことになった。プロのパン屋で修行したこともなく専門の学校で勉強したわけでもなく、まさに独学で天然酵母+国産小麦のパン作りを始めた。 「農家のパン屋 ペイザン」を開店したのは平成10年(1998年)2月。自宅の納屋を改造した26uほどの小じんまりとした店である。さらに12年(2001年)1月1日に店に隣接して喫茶コーナー(15u)を開設した。さらに14年5月から次女が昼定食(玄米、パン、完全有機無農薬野菜を使ったもの)を始めた。 | |
| ●事業の特色 | |
| 天然酵母と国産小麦を使った「ペイザン」のパンは、水分が少なく、しっかりとした歯ごたえのあるのが特徴。しかし、パンのできが気温と湿度に大きく左右されるため、天然酵母を自由自在に扱うまでには、それなりの技術と経験がいる。 わが国に出回っているパンは、ほとんどフカフカのやわらかいもの。庸子さんがめざしている欧米風のどっしりとした固さのあるパンは日本人にはなじみが薄い。庸子さんは、天然酵母の発酵時間や温度管理を変えることで、日本人の口にもあうパンを作り、地域の人たちや友人のあいだにお客を増やしていった。 | |
| ●活動の成果、今後の事業展開計画 | |
| 庸子さんは当初パンづくりでも、お菓子づくりでも、とくにこだわらなかった。しかし、長女の泰子さんが中学生になるころ、お菓子作りの腕が上達したのをみて、庸子さんはパン作りに専念することに。現在、お菓子部門は泰子さんが担当し、経営全体の3〜4割を担うまでになった。 | |
| 《問合せ先》 「農家のパン屋 ペイザン」 住所 : 〒722−1501 広島県三原市八幡町垣内601 0848−65−8033 営業時間 : 9:00〜18:00 定休日 : 月曜日 アクセス : 山陽自動車道三原久井インターの近く。三 原市街へ向かう県道沿いにある。 |
| ●地域の概況 | |||
| 三原市は広島県南東部の工業地帯。とくに帝人がこの市で占める比重は大きく、町の中心部には「帝人通り」という名がつけられているほど。また、県下有数の銘酒の産地と知られている。 しかしながら「ペイザン」のある八幡町の辺りになると、まだ豊かな自然が多く残されている。市の北端にそびえる大峰山(610m)に古刹仏通寺を加えた地域と、竜王山(650m)と古社御調八幡宮を中心とした地域が県立自然公園に指定されている。また御調八幡宮に伝承される「花踊り」は、県指定の無形民俗文化財になっている。境内のシダレザクラが咲き始める、4月の第2土・日曜の例祭に奉納される。 |
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