農村文化情報
| 分類:援農 | 都道府県:大阪府 | 団体名:JA大阪南管内 |
| グループ名:南河内ぶどう塾 | ||
| 南河内ぶどう塾 |
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| 全国有数のブドウ産地・太子町でも生産者の高齢化は悩みの種。そんななか平成12年から都市住民を対象にした「南河内ぶどう塾が開校。援農や新規 就農者を育てるこの私塾に対し地域の期待が膨らんでいる。 |
| ●事業の活動内容 | |
| 平成12年から始まった「南河内ぶどう塾」の活動は、平成15年度まで4年間にわたって行われ、都市住民が農業への 関心を高め、生産者と一緒になって農作業をするという成果を上げてきたが16年度からはブドウ農家への援農というかたちで、この事業を継承することになった。 | |
| ●事業の開始時期、実施の理由・目的 | |
| 南河内郡太子町は、全国有数のブドウの産地で、ほかの産地との競争にも早期栽培と規模拡大で生き残ってきた。しかし、時代の流れとともにそれが産地の維持拡大にネックとなってきた。つまり、一時に集中的に行われるビニール被覆などが高齢者にとってたいへんきつい作業となってきた。その結果、後継者のいないブドウ農家は栽培面積を減らしたり、廃園にしたりするようになった。こうした事態を打開するために、南河内内農と緑の総合事務所・農業改良普及センター、JA大阪南、太子町の三者の連携」により、平成12年(2000年)2月に「南河内ぶどう塾」を開校した。 | |
| ●事業の特色 | |
| 平成15年までの4回は、大阪府内に在住する人を対象に参加を呼びかけ、それぞれ40名に近い応募者により事業を進めてきた。応募者には、2月末に開校式・オリエンテーリングが行われ、ここでブドウの品種と特性、経営などの基礎を学び、その後9月末まで13回にわたって、実際にブドウ園での講義・実技研修を行なってきた。こうした研修の成果として廃園予定だった園を借り受けてブドウ栽培をするグループも誕生した。 | |
| ●活動の成果、今後の事業展開計画 | |
| 「ぶどう塾」のメリットは、塾生にとっては経費は交通費以外にかからず、ブドウ栽培の技術を習得できることである。また、自然のなかで体を動かし、農家の人たちと交流できることが魅力となっていた。こうして4年にわたる研修の結果、150名にものぼる塾生を誕生させたが、ここで新たにこれら塾生の経験と技術を地域のブドウ栽培に生かせないかという課題が持ちあがった。すでに自主的にブドウ農家に対する援農を始めた人もいることから、しばらくの間は、援農事業に力点をおくことになった。そこで、平成15年に「援農部会」(仮称)をつくり、そこにブドウ農家に対する援農を希望する人を登録することになった。こうした要請にも応えて経験のある塾生のなかから10月現在で52名の人が登録するまでになった。なお、依頼する農家は8戸にのぼっている。援農については、希望するブドウ農家から果樹振興会(生産組織)に依頼があり、そこの要請に事務局が登録会員のなかから、派遣する仕組みになっている。登録会員は大阪府全域に及んでいる。なかには、太子町が奈良県に隣接していることもあり、奈良県からも援農にかけつける会員がいるほどである。また、収穫したブドウは、地元ワインメーカーに醸造を依頼し、JAから「万葉の露」というブランド名で限定販売している。 | |
| 《問合せ先》 大阪府南河内農と緑の総合事務所 農業改良普及センター TEL 0721−25−1174 JA大阪南 営農生活課 TEL0721−80−3386 |
| ●地域の概況 | |||
| 太子町は大阪府の東端に位置し、東は奈良県、南は河南町、西は富田林市、北西は羽曳野市に接している。町域は、金剛山地の北部にある二上山(にじょうさん)の西斜面に広がり、米のほかナス、イチゴなどの野菜、ブドウ、ミカンなどの果樹が栽培されている。町内を東西に走る竹内(たけのうち)街道沿いには、聖徳太子廟、敏達天皇陵、用明天皇陵、推古天皇陵、孝徳天皇陵をはじめ、小野妹子、蘇我石川麻呂などの陵墓が多く、この地が上代文化の一中心だったことを物語っている。 | |||