農村文化情報

分類:直売所 都道府県:秋田県 団体名:JA秋田やまもと(旧JA八竜町)
グループ名:まごころ会

冬でも豊富な葉菜類をそろえ生鮮品の通年販売を確立
 
☆☆ JA女性部の運営にする直売所「ドラゴンフレッシュセンター ☆☆

 JA女性部によって運営される農産物直売所は,「自分で作ったもののお金を得たいという素朴な願いから誕生した。

●事業の活動内容
   「ドラゴンフレッシュセンター」(面積60坪)は、100人ほどの農家女性で組織する「まごころ会」(代表・伊東サダ子さん)によって運営されている。販売には,当番二人の会員と、売上の10%を充てている運営費で雇用している女性3人があたり、正月の3が日とお盆を除いて毎日営業している。営業時間は、午前9時から午後6時(11月から翌年2月までは5時まで)までである。「ドラゴンフレッシュセンター」は、平成6年3月にオープンした。国道7号線沿いという立地条件のよさもあって、日中も引きも切らないお客さんでにぎわっている。ここには多くの生鮮野菜が出荷される。貯蔵できる野菜類はもとより、ビニールハウスの導入で葉菜類も豊富になった。生産者はそれぞれ場内に設けられた上下2段の棚を使って商品をアピールしている。
 商品レベルには、生産者名が明記されている。ラベルにはミシン目が入っており、切り離すことができるちぎり札≠ノなっている。会計のさいに半分を取り、生産者番号の枠に整理して、個人別の売上を集計する。

●事業の開始時期、実施の理由・目的
 八竜町とJAでは、農業に携わる女性たちが農産物を作るだけでなく、自ら売ることで生産・販売の難しさ、喜びを感じ、生産意欲の向上に役だててほしいと、直売所(ドラゴンフレッシュセンター)の建設に踏み切った。
 「みどり会」を基礎とした「まごころ会」の会員がすぐに100人に増えたのは、販売代金が自分の貯金口座に振り込まれるという魅力があったためである.
 直売所がスタートすると、それまでのハウスだけでは間に合わず、まごころ会のメンバーは、直売所向けの野菜を栽培するためのハウスをつくるようになった。

●事業の特色
 八竜町では、直売所の誕生する前から、JA女性部によるビニールハウスを移用した野菜の周年生産・出荷態勢が整っていた。また地域による土質の違いを生かし、いろいろな種類の野菜が作られている。冬場でも寒さに強く、無加温でも栽培できるブロッコリー、ホウレンソウ、シュンギク、チンゲンサイ、オータムポエムなどを安定供給している。
 しかし、競合する直売所も増えてきたため、品質管理には十分な注意をはらっており、信用の維持に努めている.

●活動の成果、今後の事業展開計画
 開設して7年目を迎えた「ドラゴンフレッシュセンター」は、順調に業績を伸ばし、評判を聞いて能代市や秋田市からもお客さんが訪れるほどになった。平成12年度の販売高は1億9000万円になっている。
 さらに平成9年9月からは、「まごころ会」の会員の有志で加工部を作った。
 現在の部員は15人だが、JAのマーケットだった建物を借り、おやきや大福(いずれも4個入り300円)の製造・販売も始めた。そのほか漬け物加工も手がけている。9月から3月までの農閑期が中心の事業活動だが、売上は順調に伸びている。
 加工場の建設には700万円かかったが、1人10万円ずつ出資し、残りは5年間で償還した。
                    <『家の光』1998年2月号掲載・2002年3月更新>

 
《問合せ先》
JA秋田やまもと八竜支店

TEL:0285−85−4000

〒018−2407
秋田県山本郡八竜町浜田堤下8

●地域の概況
 八竜町は、旧八郎潟の北西部に位置する。
 産業は農業が主で、米、メロン、アスパラガスなどを生産している。なかでもメロンは、全国有数の生産量を誇り、メロンに関連したメロンワイン、メロン入浴剤などの特産品も多い。また、メロンにちなんだ行事も多い。


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