農村文化情報
| 分類:農産加工 | 都道府県:島根県 | 団体名:JAくにびき |
| グループ名:JAくにびき | ||
| 「米麺」が大ヒット! |
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| 原料の60%を地元産の米粉で作るJAくにびきの「米麺」の売れ行きが好調。人気の秘密は、米ならではの食感と香りにあった。 |
| ●事業の開始時期、実施の理由・目的 | |
| JAくにびきでは、地産地消による地域農業の振興をはかるために、なにか特産品をつくりだせないかと検討してきたが、平成16年に、たまたま山口県の製麺会社からJAに届いた「米でできた麺とその製造法」という情報提供のメールがきっかけとなった。JAくにびき管内は、早場米の産地だったこともあり、「米でできた麺づくり」に管内でとれる米を活用したいと考え、商品化に着手した。 早速メールの配信元である藤井製麺からサンプルを取り寄せ検討したうえで、製麺技術のライセンス契約を結んだ。その結果、平成16年3月から米麺「くにびき稲香麺(いなかめん)」の売り出しを始めた。 |
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| ●事業の特色 | |
| 麺の原料は米粉60%、ジャガイモのデンプン粉25%、コムギ粉15%である。使う米は、JAくにびき管内(松江市、八束郡)で生産されたJA米のみ。JA米とは、JAくにびきが作成した栽培暦に基づき、生産履歴記帳が確認された米であり、“安全・安心”な原材料として使用している。それに加えて、使う米は粘りやうまみのある新米よりも古米のほうが適していること、規格外の米でも使えるなどの利点があることも商品化に好都合だった。 麺の特徴の一つは「コシの強さ」。もう一つは「香り」。麺の袋を開けると、ご飯を炊いたときのような香りがする。製造工程で一度蒸すことによって香りが生まれる。 |
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| ●主な「くにびき稲香麺(いなかめん)」の種類 | |
| <ラーメン> ゆで時間の目安:1分〜1分30秒 ●みそとんこつ味 みそは宍道(しんじ)農産館で手作りした地元産ダイズ100%の「しんじみそ」。あったかい、おふくろの味が生きている。 ●しょうゆとんこつ味 絞りたて生じょうゆは、くにびき産ダイズを使用し、搾ったまま加熱殺菌しないで特殊フィルターにより除菌したもの。 ● 雲州ニンジン粉末入り米麺 松江開府400年の記念品として平成19年12月に発売。ニンジンの風味と香りが程よくマッチしている。苦味が苦手な人でも食べやすいように米麺120gに対し、3.6gのニンジン粉を練りこんである。個別包装の4食(みそ、とんこつ味、しょうゆとんこつ味各2食)を一箱に詰めて販売している。 <冷やし中華> ゆで時間の目安:2分 ゆであげた後、冷水で洗うとさらにこしが強くなる。米麺とレモン入りのスープとのバランスが絶妙で、別添のゴマをふりかけるといっそうおいしい食感になる。スープの中に含まれているしょうゆは、ラーメンのスープと同様、地元産ダイズを原料とした、搾ったままでいっさい加熱殺菌しないで除菌したものを使用している。 <うどん(温・冷)> ゆで時間の目安:温うどん3分、冷うどん4分 平成17年7月から発売。従来のくにびき稲香麺シリーズに新たに「温うどん」と「冷うどん」が加わった。 ●温うどん カツオ風味のスープがほどよく調和し、おいしく食べられる。(エビ天かす・七味付き) ●冷うどん 冷水で引き締め、のど越し感のある麺とつゆがぴったり。(ゴマ・のり付き) |
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| ●米麺ができるまで | |
(1日目) |
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| ●活動の成果、今後の事業展開 | |
| 「米麺」の味わえるアンテナショップ「稲香家(いなかや)」は、JR松江駅の西側の高架下にある松江こだわり市場と、松江堀川の地ビール館にある。そのほか、JAくにびき管内のAコープ店で販売している。
各店で調理したり、販売したりする麺はすべて、JAくにびきの「米麺工房」で製造したものである。ここでは、常時5名の従業員が作業に携わっており、月間1万食ほどの米麺を作っている。 「くにびき稲香麺」は、一度食べたら忘れない食感と、JAと県や市が一体となった宣伝効果で、スタートして1年余りで延べ18万5000食を売る大ヒットとなった。その後、学校給食で子どもたちに食べてもらったり、松江市内にこの麺を使ったメニューを出す飲食店も増えるなど、次第に知名度を上げてきた。さらに今後は、JAグループの運営する「お米ギャラリー」(東京・有楽町「国際フォーラム」、大阪・心斎橋、福岡・天神)での販売を計画するなど、県外への進出もめざしている。 |
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| 《問合せ先》 JAくにびき マーケティング課 〒690-0823 松江市西川津町1635-1 TEL 0852-55-3033 FAX 0852-32-7732 E-mail marketing@ja-kunibiki.or.jp |
| ●地域の概況 | |||
| <松江市> 県の東部に位置し、西に宍道(しんじ)湖、東に中海(なかうみ)を控える県庁所在都市。工業化はあまり進まず、むしろ地方行政・消費都市の性格を強めた。また、JR山陰本線・一畑電鉄、市営・民営のバス網の発達によって、周辺町村との消費、流通、文化の中心となってきた。そのほか、楽山(らくざん)焼、メノウ細工、八雲(やくも)塗などの伝統工芸も盛んである。 戦後間もない昭和26年に国際文化観光都市に指定されており、戦災にあわなかった市街地は、城下町としての面影を市内のいたるところに色濃くとどめている。市内には、文化財、古い社寺、史跡などが多い。また、市内に縦横にめぐらされた堀川は、“水の都”と呼ぶにふさわしい景観を作り出している。 市域の東西を湖に挟まれており、小規模ながら漁業も行われている。水稲作を主とする農業も盛んである。また、八雲町(旧八雲村)は、町域の75%を山林が占め、農林業が主であるが、じゅうたん製造などの誘致企業も操業している。 <八束郡東出雲町> 中海の湖岸寄りの平坦部を中心に、農業・工業・商業がバランスよく発達した町である。中心の揖屋(いや)には、農機具の大手メーカーとその関連工場、かまぼこ工場などが60社余りある中海地区新産業都市の中心地である。 松江市と隣接する西部では水稲栽培と都市近郊型農業が行われ、南部の山間地では西条柿などの果樹栽培が盛んである。 |
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