農村文化情報

分類:染め物・織り物 都道府県:埼玉県 団体名:JA桶川市
グループ名:きになるき

*** いま紅花がおもしろい ***
 
染めがあがったひととき喜びを感じて

      素人の集まりで始まった紅花染め≠焉A学校や各地での行事で体験実習や教
     室を開くほどに、そのほか織り機を使っての裂き布織りを始めるまでに発展。

●事業の活動内容
   染め物は「紅花染め」がメイン。秋には「紅花+藍」の重ね染めも行っている。そのほか、今年から「草木染め」にも力を入れていく計画。そのほか「藍の生葉染め」も行っている。
 染めるものは、ハンカチ、コースター、シルクのスカーフなど。
 同好の人たちを対象にした教室のほか、地域の高校や小中学校の児童・生徒を対象にした体験染めも行っている。染め液を持っていき、簡単なものでは1時間ほど(丹念にやる場合は1.5時間〜2時間)の体験染めをやっている。
 それだけにとどまらず「紅花/栽培体験コース」も開いている。これは主宰の小島さんの自宅から5分ほどのところにある畑を利用し、月1回の作業で紅花の種まきから染めまでを体験してもらうもの。
 主なスケジュールは次のとおり。
  ・種まき…… 3月下旬(彼岸ごろ)
  ・間引き…… 5月上旬(連休明け)
  ・花摘み…… 6月
  ・染  め…… 7月   (何種類かの染めを)
 希望者が多く80人ほどになるので、10人ほどのグループに分けての体験をしてもらっている。
 このほか、織り物の体験もしてもらおうと織り機2台を購入して「織り体験コース」も開いている。これは裂き布を利用してこれまでまったく織り機に触ったこともない初心者を対象に行っており、40人ほどが参加している。作るものは、コースター、テーブルセンターなど。

●事業の開始時期、実施の理由・目的
 染め物にはまったく素人の女性9人が集まり、紅花染めのグループ「きになるき」を平成7年6月に」スタートさせた。きっかけは桶川市が町おこしの花として親しまれている紅花をとりあげ、紅花の郷づくり≠フ事業として始めたこと。
 メンバーは、農家の主婦のほか、サラリーマン家庭の主婦など。

●事業の特色
 昔からある伝統工芸の染め物(紅花染め)、織り物(裂き布織り)などに注目し、これらに関心を持つ地域住民を対象にした活動をしている。単なる趣味の域を越え、体験コース≠ニいうユニークな発想で楽しみながら、それぞれの伝統工芸に親しんでもらうのがねらい。

●活動の成果、今後の事業展開計画
 単なる趣味としてだけでなく、学校でのゆとりの学習としての体験染め、地域住民の参加による織り物体験など広く地域に根ざした活動となっている。今後も、実施内容にも工夫を凝らし、その幅を広げていく計画をあたためている。
 そのほか、各地での行事(地元桶川市の紅花まつり/6月末〜7月初旬の日曜日、旅ふるさとフェア/東京ビックサイトで開催。ここでの紅花染め体験教室)への参加、大宮市のソフィアや地元「紅花ふるさと館」での展示販売も行っている。
                    〈『家の光』1996年10月号掲載・2001年5月更新〉

 
《問合せ先》

「きになるき」
(代表) 小島 槙子 (紅花染「工房まきこ」)

TEL&FAX:048−787−0534

〒363−0027
埼玉県桶川市川田谷3471

●地域の概況
 桶川市は埼玉県中東部に位置し、昭和45年に県下31番めの都市として誕生。平成12年に市制施行30周年を迎えた。
 市域は海抜20m前後の台地で、おおむね平坦地である。南西側に荒川が南東に流れている。
 市内には、縄文・弥生時代の遺跡が多く、原山古墳群(県選定重要遺跡)などもある。
 その昔、江戸から10里、近隣からの農産物の集散地で、人々が自然に集まってくるため、中山道沿いの宿場町として栄え、いまでも市内のそこここに当時のおもかげが残っている。明治以降は、ムギ、サツマイモなどの集散地として栄え、穀物問屋を営む商人も多かった。
 東京都心へ近いこともあって、宅地化が進んでいる。市西部の荒川に臨んだ川田谷地区では酪農が盛んである。


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