農村文化情報
| 分類:農産加工 | 都道府県:北海道 | 団体名:名寄市 |
| グループ名:カントリー・ママ・クラブ | ||
| ** 北の大地・名寄産の新名物を目指して ** |
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| 名寄の産物であるニンジンともち米を材料にニンジンピクルスと麹みその開発に取り組み、地元の特産品を目指して努力。「ニンジンが嫌いな人でも食べられる」「甘酒のような風味のあるみそ」と評判を呼び、名寄市の新しい味として定着しつつある。 |
| ●事業の活動内容 | |
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名寄市の特産品であるニンジン(向陽2号)を材料にピクルスに加工したり、もち米を使い麹みそを生産している12名のグループ。ニンジンピクルスは「サンピラー娘」という名前で販売されているが、このネーミングはニンジンの切り口が厳冬の名寄で起きるサンピラー現象(太陽柱)に似ていることからつけられた。消費者からは「加工しているのに、本来の味が残っている」「ニンジン嫌いな人でも食べられる」「酒のつまみにすると、なぜか悪酔いしない」といった声が寄せられ、名寄の新しい味として注目を集めている。 平成11年は11月からの販売開始となったため、5か月分の実績だが、「ニンジンピクルス」を約300kgを生産販売した。小瓶(140g)320円、大瓶(250g)450円、袋入り(250g)400円。 一方、ピクルスと同時に開発した「麹みそ」は、もち米で作った麹を使用。名寄市は米どころとしての北限にあたり、30年前からもち米の生産団地化に取り組んできた。もち米で作った麹を使うと、みそが甘酒のような風味になるそうだが、水に浸けたり蒸す時間が、うるち米よりも短いために蒸し加減の見極めが難しいという。減農薬栽培のダイズを使い無添加で生産された「麹みそ」は、甘みとコクがあるということから高い評価を得ている。ちなみに生産量は「10年仕込みみそ」250kg(平成11年度販売分)、「11年仕込みみそ」は750kg(平成12年度販売分)となっている。大(1kg)700円、小(500g)370円。 | |
| ●事業の開始時期、実施の理由・目的 | |
| 「カントリー・ママ・クラブ」は、農産物のPRと農産物の加工による付加価値の向上を目指し、業種を越えた交流から相互理解と仲間作りを図り、地域の活性化を目的に、平成9年2月に発足した。「ものを作るのが好きな人なら、農家でなくてもクラブに入れる」ということから、非農家のメンバーもいる。農家と非農家のメンバーが互いに刺激を受けながら共同作業をする過程で、ピクルス作りの話がもちあがった。ニンジンを収穫した後に出荷できないニンジンがたくさんでる。それをなんとか活用し長期保存できて、味が変わらず、そのまま食べても美味しいものをと試行錯誤した結果だった。無償で分けてもらった規格品外のニンジンで作ったピクルスを試食してもらい、3回目の試作でようやく販売できる商品ができあがった。 | |
| ●事業の特色 | |
| 8月初旬にニンジンが出荷されると、その規格品外を購入しピクルスのつけ込みがスタート。みそは昨年の秋に仕込んだものが、1年間の熟成を経て11月初旬に販売される。名寄産のニンジンともち米「はくちょうもち(ゆきわらべ)」の加工品を販売するにあたり、ネーミングに工夫を凝らすことで知名度をアップを図っている。ニンジンピクルスは名寄温泉「サンピラー」と連携させて「サンピラー娘」とし、麹みそは名寄産のもち米の商品名である「ゆきわらべ」をそのまま使用し「ゆきわらべ」というネーミングで販売されている。それぞれの商品は名寄温泉サンピラーのお土産品として販売されているほか、Aコープでも販売され地方発送も行っている。 ほかにグループでは市民向けの講習会を開いていて、平成12年4月には豆腐とアイスクリーム、7月にはオートミール(えん麦)パンとイチゴジャム作りをおこなった。クラブの活動拠点は市の加工施設(一般市民に有料で貸館している)で、利用者からの加工指導の依頼を受けることも多く、都合がつく場合は積極的に対応しているという。 | |
| ●活動の成果、今後の事業展開計画 | |
| ニンジンピクルスは漬物として日本人は余り食さないために、初めは物珍しさから販売に結び付いたが、今後は日常的に食される食品として定着させていくことが目標となっている。一方、お土産物として名寄の特産品として一定の販売数を確保していきたいと、メンバーは語っている。 麹みそは平成11年の販売開始から順調な売れゆきをみせていて、一時期、品切れ状態にもなった。みそは各地で加工販売品として売り出されているために、競争に厳しいものがあるが、「もち米麹」の甘みを生かした特徴ある商品として、将来的にも安定した需要があるものと期待されている。 <『家の光』2000年3月号掲載・2000年11月更新> | |
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《問合せ先》 『カントリー・ママ・クラブ』 (代表)斉藤 美知 TEL:01654−3−2111 FAX:01654−2−0998 〒096−8686 北海道名寄市大通南1丁目 名寄市役所農務農政係内 | |
| ●地域の概況 | |||
| 北の大地・名寄市には平成元年に制定された全国でも珍しい「冬を楽しく暮らす条例」がある。市民と行政が役割を分担して快適な冬の暮らしの創意工夫を図ろうというものだ。その一つが冬のイベント「雪質日本一フェスティバル」で、ミニ雪像コンテストや、縦横200mを越える巨大な火文字に点火する「北の天文字焼き」などが行われている。冬の厳しさを楽しく過ごそうという工夫が、いかにこの大地の冬が厳しいものであるのかを物語るエピソードといえる。 名寄市の開拓は1900年に山形県からの団体入植者が曙地区に足を踏みいれたことからはじまったが、一世紀を経て自然の恵みを生かした産業が根付いてきた。名寄では開拓入植後間もない明治35年から米づくりの挑戦が始まり、多くの障害を乗り越え、もち米単一の生産団地を形成した。高品質米の生産に取り組み、ほとんどを伊勢・関東に出荷し「なよろもち」として高い評価を得ている。 また、生産量日本一のカボチャ、グリーンアスパラのほかジャガイモ、タマネギなど農薬や化学肥料の使用を最小限にとどめた安全で良質な農産物の生産が行われている。 |
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