農村文化情報

分類:ハーブ加工 都道府県:愛媛県 団体名:JAえひめ中央
グループ名:浄瑠璃加工グループ

やわらか風味のブレンドハーブティー
 
飲みやすく、後納を高めて調合します

 「飲みやすい」「飲むと元気になる」と評判のハーブティー。一度買い求めた人から「このお茶を切らさないように」と強い要望が……。

●事業の活動内容
   浄瑠璃(じょうるり)加工グループの7人のメンバーは、みなJA女性部員ということもあり、松山中央地域農業改良センターとJAえひめ中央の協力を得ながら、町おこしを視野に入れた活動に取り組んでいる。
 ハーブティーは、平成9年の秋から準備を始め、10年の春に20種類余のハーブを植えつけ、夏からハーブティー加工に取り組んだ。現在は、回転する種類(14〜15種)に変えている。栽培している種類は、カモミール、セイジ、タイム、バジル、ファンネル、ブルーマロー、ベルガモット、マジョラム、ミント(3種類)、ラベンダー、レモンバーム、ローズマリーなどである。
 ハーブティーのほか、ヤマイモのくずを使った「まんじゅう」を作って販売している。

●事業の開始時期、実施の理由・目的
 この加工グループは、休耕田をショウブ園に整備するなど、松山市浄瑠璃町の地域活性化に取り組む「浄瑠璃ウォッチングの会」の活動から生まれたもの。
 ハーブティー作りは、農業改良普及センターから休耕田を利用したハーブ栽培をすすめられたのがきっかけだった。

●事業の特色
 〔浄瑠璃加工グループ流 ハーブティーの作り方〕
@ハーブ栽培はいっさい農薬を使わず、自然にできたものを採取する。レモングラスは、株を残して刈り取り、バジルなどは本葉が8〜10枚出たところをはさみで摘む。残った部分から新しい芽が出てくる。
A収穫したハーブを適当な大きさに切る。レモングラスなど葉の長いものは押し切りで切り、バジルなどは葉をそのまま乾燥させる。
B網にハーブを並べ、1日ほど陰干しをした後で乾燥機(シイタケ乾燥機を利用)へ。香りと色のよいお茶を作るには温度調節がポイント。前半は低めに、後半は高くして乾燥させる。
Cレモングラスは35℃で2日、その後40〜50℃で2日乾燥させる。水分の多いバジルは、その倍の時間をかけて乾燥させる。乾燥したものを細かく切り、ブレンドする.
Dハーブだけでなく、「88茶」には、ドクダミ、ハブ茶、カキやビワの葉などの日本の薬草をブレンドする。
E乾燥させたハーブは、虫がつかないように袋に入れたものを缶に入れて密封し、保存する。
F飲むときには、温めたポットに、茶葉5gに対し200〜300ccの熱湯を注ぎ、3〜5分蒸らしてハーブティーを入れる。袋には詳しい飲み方についての説明書が付いている。

●活動の成果、今後の事業展開計画
 メンバーにとって、当初はハーブティーはなじみが薄く、においのきついお茶という印象が強かった。そこで飲みやすく、おいしいハーブティーを作ろうと、いろいろのブレンドによる試飲を繰り返した。
 試行錯誤の末、納得のいく香りと味のハーブティーが誕生し、現在はブレンドした4種類のお茶を商品化した。
 そのほか、7〜8種類のハーブを入れた「ハーブ入り入浴剤」(200円・30g)も手がけている。
●主なハーブティーの種類と効能
  種類       ブレンド内容            効用         価格(1袋20g入り)
リラックス茶  レモンバーム、レモングラス   リラックス効果、整腸作用   250円
         バジル              
胃々茶     バジル、タイム、レモンバーム  飲みすぎ、食べ過ぎで疲
         オレガノ               れた胃の回復          250円
くれない茶  ビタミンCが豊富な
        ローズヒップ、ハイビスカスの花  美容、疲れの癒し       300円
88茶     ドクダミ、イチョウ、
        カキやビワの葉など         利尿効果、美肌、       250円
                             冷え性の改善 
 *「88茶」の名は、札所88か所に由来

 今後は、より収益増をはかるとともに、新しいハーブティーの開発、「におい袋」の加工、生ハーブの販売にも取り組む計画である。
                    <『家の光』1999年11月号掲載・2002年3月更新>

 
《問合せ先》
『浄瑠璃加工グループ』
代表 大野 澄子

TEL:089−963−2726

〒791−1133
愛媛県松山市浄瑠璃町

●地域の概況
 松山市は、県の中央部、道後平野の北東部に位置し、北西部は瀬戸内海に面している。県庁所在地として政治、経済、分化の中心となっているだけでなく阪神、中国、九州との海上交通の要衝であり、四国第一の都会である。
 松山城をはじめ、由緒ある神社や仏閣、文化的な遺産も多く、道後温泉もまた古典的な趣を残している。さらに藩政時代から俳句の盛んな町で、正岡子規、高浜虚子、河東碧梧桐、石田波郷など近代俳句を代表する俊秀を排出し、俳都松山の姿を浮き彫りにしている。また、若き日の夏目漱石ゆかりの地で、名作『坊ちゃん』の町としても有名。
 産業面では、商工業のほか、米・野菜作りを中心とした農業をはじめ、ミカン、モモ、カキなどの果樹園芸が盛んである。そのほか、酪農、林業、水産業なども行われている。


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