農村文化情報
| 分類:農産加工 | 都道府県:和歌山県 | 団体名:JA紀南管内 |
| グループ名:秋津野からたちグループ | ||
| ** 地場産の農産物を心をこめて加工する ** |
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| スタートしてまだ歴史は浅いがダイダイポン酢、特産のウメを凝縮して作るウメエキス、金山寺みそ、ヨモギ入りこんにゃくなど、数々の加工品を生み出した「秋津野からたちグループ」。固定客も増え商品に対する人気も高まりつつある。 |
| ●事業の活動内容 | |
| 田辺市の上秋津地区で、南紀特産のミカンやウメを使った農産加工作りに取り組んでいるのが「秋津野からたちグループ」の皆さん。メンバーは7人。活動は毎月2〜3回。夕食を済ませてからJA紀南の加工施設である「夢工房」に集まり、夜の10時ころまで作業にはげんでいる。結成が平成11年5月と活動の歴史は長くないが、ダイダイポン酢、ウメエキス、ウメジャム、金山寺みそ、ヨモギ入りこんにゃくなど、多くの加工食品を生み出した。これらの加工品は上秋津地場産品直売所〈きてら〉(上秋津千鉢地区の県道沿い 0739−35−1177)で販売されている。 | |
| ●事業の開始時期、実施の理由・目的 | |
| 上秋津地区の40〜50代の農家の女性7人で、平成11年5月に結成。選果場に出荷するダイダイが価格低迷時に、加工メーカーの原料になっているのを見るにつけ、「せっかく作った物が安くたたかれて加工されるのは忍びない」と、農家の主婦たちの気持ちが一致し農産加工にのりだした。また、同時期に地元にオープンした秋津野地場産品販売所〈きてら〉に出品できるという、農産加工品の売り場が確保されていたこともグループ結成の大きな力となった。 | |
| ●事業の特色 | |
| 上秋津は和歌山県南紀地方に位置しJA南紀管内でも、柑橘栽培の老舗産地として知られていた。農家は出荷用以外のものも含めると、30種類とも50種類ともいわれる柑橘品種を栽培している。このため農産加工も旬を大切にし、すべて地場産の原料を使い、手塩にかけて加工している。 加工品のアイテムはダイダイポン酢(350ml入りで450円)、三宝マーマレード、夏ミカンマーマレード、キンカンジャム、ウメエキス、ウメジャム、李ジャム、金山寺みそ、キュウリの粕漬け、ヨモギ入りこんにゃくなどがある。なかでも自信作は完全無農薬栽培のウメ(品種は〈古城・じごろ〉)で作ったウメエキス。80g入り(3000円)の商品を加工するのに4kgの生ウメを煮詰めて凝縮した貴重品。今では固定客も増えシーズンごとに品切れになるのもはやい。またヨモギ入りこんにゃくは灰汁抜きに特産の紀州備長炭の灰を独自の技法で使用し、食味の良さを引き出している。 | |
| ●活動の成果、今後の事業展開計画 | |
| 作業は毎月2〜3回、夕食後に加工施設〈夢工房〉に集まって行われ、夜の10時ころまで続くこともあるが、「おしゃべりも作業のうち」と活気にあふれている。現在、地元の上秋津に作業場の設置が検討されている。グループが生産した加工品は〈きてら〉(田辺地方の方言で「お越しください」という意味)に並んでいるが、客足は定着しつつある。グループ代表の高垣さんは「自分たちが栽培した材料の新鮮かつ安心さは保証済みです。この農産加工のおかげで、今まで以上に自分たちの農産物を大切にする気持ちを知りました。なにぶん農業が本業なので、自分たちでできる範囲で取り組んでいきたい」と語っている。 <『家の光』2000年6月号掲載・2000年9月更新> | |
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| 《問合せ先》 『秋津野からたちグループ』 (代表)高垣 せり TEL:0739−35−0358 〒646−0001 和歌山県田辺市上秋津2238番 | ||
| ●地域の概況 | |||
| 田辺市は和歌山県の海岸線のほぼ中央に位置し、気候は黒潮の影響を受けて温暖多湿な太平洋型気候。東西13.6km、南北17.3kmで人口約7万人の県下第2の都市である。市の南部に当たる田辺湾に面した海岸地帯に平坦地がおおく、会津川や芳養川に沿って田畑があるほか、丘陵地や山岳がひろがり山林面積が市の約60%を占めている。紀州といえばミカン。ミカンの栽培は江戸時代の中期からおこなわれており、紀州ウメは江戸時代初期から栽培されていたという。紀州ウメとして名高いのは「南高ウメ」。小さい種と柔らかい果肉が特徴。このウメが主として梅干し用であるのに対して、ウメジュースやウメ酒などに使われるのが「古城ウメ」。その他、小梅も合わせると国内産の約21.5%が田辺市で生産されている。 |
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