協同組合人物略伝 【国外
 
カンベルCampbell, Alexander
(1796〜1873)イギリスの農村に生まれ,初めは徒弟生活をおくったが,長じてオウエン(別項)の思想に共鳴し,オウエン主義者の集まりに参加してオービストン協同体(Orbiston Community)を経営した。ところが赤字のため,不動産売却事件にからむ無実の罪で入獄の憂き目をみた。1831年に刊行した『協同主義制度の進展について』のなかで,協同組合のシステムや理想を述べているが,彼は協同組合運動とともに労働運動でも活躍し,また婦人参政権運動にも尽くした。1832年,グラスゴーで開かれた協同組合大会に代議員として出席。さらに協同組合運動の分野では組合思想の宣伝や組合の設立,あるいは,スコットランド卸売協同組合連合会(SCWS)の設立計画などに参画した。労働組合運動の面では,当時炭鉱労働者の指導者だったマクドナルド(MacDonald, J. R.1866〜1937,英)とともに,〈労使条令〉の廃止のために働き,1864年にグラスゴーで開かれた第1回労働組合大会にもその運動の先駆者のひとりとして参加した。


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