協同組合人物略伝 【国外】
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| (1905〜82) 1960〜75年の国際協同組合同盟(ICA)会長。スウェーデンの出身。ウプサラ大学,さらにロンドン大学で経済学を専攻,学位を得た。早くから協同組合運動に強くひかれてスウェーデンの組合運動に参加したが,協同組合運動に寄せる期待は,やがて世界の協同組合運動発展への献身的な言動となり,彼をICAの要職につかせたのである。1931年,スウェーデン消費協同組合連合会(KF)事務局次長,1941年局長,以降,常務理事,副会長へとすすんだ。1946年,チューリヒのICA大会で,執行委員に選任され,国際労働機関(ILO)の農業委員も兼任した。1960年,マルセル・ブロットの後をうけICA会長に就任,手腕をかわれて15年間在職した。人となりは,思索的で柔和であった。1935〜60年に及ぶ25年間に5大著作のほか数多くの研究を世に問うている。その代表的なものには,1960年,ローザンヌのICA大会に提唱した『変動する社会における協同組合』がある。国際協同組合会議に繰返し発言したテーマは,発展途上国でスタートを始めた協同組合を育成するうえでの先進諸国の協同組合の協力と責任についてである。ICAは東南アジア支局を開設するに至った彼の功績を顕彰して1975年,同支局教育センターの名をボノーハウスと命名したのも故なしとしない。ボノー基金は,彼の功績をたたえて設けられたもの。基金は,第3世界の協同組合人が海外諸国の協同組合を研究する際,奨学金として支給されている。主著:
Cooperation in a Changing World(変動する世界の協同組合運動) ,International Cooperation for Self‐reliance;some Swedish Experiences(協同組合運動の国際協力―スウェーデンの場合)。(古桑 実) |