| (1858〜1932) ドイツの社会主義者。鉄道機関士の子に生まれ,中学校を出ると一時銀行につとめたが,1872年,社会民主党に入党して積極的な活動に入った。しかし,1878年,ドイツ政府による社会主義者の取締りを逃れるためイギリスに渡り,以後20年間,流浪の生活を送った。その間,フェビアン協会(漸進的に社会主義化することを目的に1884年に設立された社会主義団体)の思想的影響を受け,1900年ごろドイツに帰り,そこで修正社会主義を唱えて当時マルクス主義の陣営にあったカウツキー(別項)と対立した。1920年代には国会に議席をもち,社会主義社会の前提条件として消費組合の重要性を認め,労働者生産組合の失敗を批判して消費組合運動を推進した。すなわち彼は『社会主義月刊』に経済理論を発表し消費組合運動の指導者たちを啓発する一方,ベルリンの消費組合には直接協力した。主著:Die
Voraussetzungen des Sozialismus und die Aufgaben der
Sozialdemokratie(社会主義の諸前提と社会民主主義の諸任務),Zur Geschichte und Theorie des
Sozialismus(社会主義の歴史と理論)。 |