さていよいよ最後である。
2年間もやらせていただくと名残惜しいなあ。
この32枚の写真、先ほども書いたけれど撮影開始は10時53分48秒、32枚めは、11時05分44秒。
つまり約12分ほどで32枚撮影したことになる。
と、じつは違うのだ。
カメラがもう1台ある。花の撮影用にと105mmのマクロレンズ(接写用のレンズ)をつけっぱなしにしているのだ。このレンズはおばあちゃんの顔のクローズアップとか、作業をしている手元のクローズアップとかも撮る。
おばあちゃんのクローズアップなんか見たくないという向きもあろうが、サハリンまで出かけているのである。ありとあらゆる写真を撮影しておかなければ、そうおいそれと撮り直しなどできないのだ。
ちなみに、ロシアに入国するにはビザが必要。さらに、バウチャーというつまりは宿泊先やら移動交通機関の予約証明書まで必要。サハリンの場合、これを取得するのに2週間以上かかる。
だから、そのマクロレンズで撮影した分41枚を加えると、12分で73枚撮影したことになる。
10秒に1枚の割合になる。
ふつうのコンパクトタイプのデジカメはカードに書き込むのに時間がかかる機種もあって、次のシャッターが切れるまでイライラしながら待つこともある。
コンパクトデジカメ(コンデジなどと略すことも多い)にはおのずと限界があって、それは以前も解説したように、「小学生がふたりいる、4人家族の記念写真用」というのを想定して作られている。
だから、ちょっと深く突っ込んで使おうと思うと、あっという間に物足りなくなるわけだ。
農業情報の根幹を成すのはいまや写真である。
うまいものはうまそうに写っていないといけないし、ダイナミックな農作業はダイナミックに写っていないといけない。なにより、生き生きと農家が仕事をしているのだから、生き生きとした農家の顔がどんどん出ていないといけない。
恥ずかしがっちゃいけない。
写真がうまくなろうと思うのであれば、恥ずかしいという気持ちを一時忘れることだ。
がんがんかっこいい写真を写して、どんどんWebに掲載していただきたい。
2年の長きにわたっておつきあいいただきありがとうございました。楽しい時間を過ごさせていただきました。言いすぎたこと、よけいなこともたくさんありました。
気分を害された方にはお詫びいたします。
みなさん、どうもありがとう!
2006年10月 冨田きよむ |