ご近所での取材というのがほとんどない。遠いところに、よそ様のお金で出かけていく以上、写ってませんでしたーというのではいけない。
告白すると、デジタルカメラになっていちばん喜んでいるのはカメラマンである。いちばん苦しんでいるのもカメラマンだけど。
なんでかというと、とにかく撮影した現場ですぐさま写ったかどうか確認できて、万一失敗してもその場ですぐに撮り直せるからである。
これまで一度も、取材に行ってなにも写っていなかったということはないけれど、万が一にでも写っていなかったらと考えると、あらゆることを考えるわけだ。
通常、自分がいちばん信用できないわけで、自分の判断などというものをまったく不安なく信じられるほど、わたしは立派な人間じゃない。
ということで、とにかく写しまくるわけである。
で、田舎に住んでいるおばちゃんなどを取材することが多い。おばちゃんが好きだというわけではないけれど、そういう取材が多い。
おばちゃん、おばあちゃんというのは、とにかくすばやく動くものだ。腰が痛いなどといいながら、とっとと次々移動しておもしろいことを始める。
これに対応するのはとにかくすばやく撮影するに限るわけだ。
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