さて2年間にわたった連載の最終回である。
なにかよそ様のためになるようなことをこれまで書いてきたのかと、そういうことを真正面から聞かれてしまうのは、ちょっと困る。
で、大河ドラマなど見ていると突然、
「えらそうに写真がうまくなるコツを書いてきて、それではおまえは写真がほんとうにうまいのか」
という本質的なことにふと考えが及んだわけだ。
わたしは自慢するわけではないけれど、物事の本質を深く考えるようなことをほとんどしないのだ。考えてもしかたがないことは考えないに等しいのではなかろうかと、まあそういう人生を送ってきた。
そういうわけで、さんざんえらそうなことを書き散らしちゃったお詫びに、カメラマンがどのような取材をして、それがどんなふうに実際の記事になるのだろうかというのをお見せすることにした。最終回だから恥のかき納めというわけ。
家の光協会発行の『やさい畑』2006年夏号に掲載された写真をもとに話を進める。お手元にない方は、ぜひともお求めいただきたいのであり、これはけっしてごますりというたぐいのことではないのだ。
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