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農業ウェブ講座
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第23回

セルフタイマーは農家の友であった

 
恥ずかしいという思いを捨て去るのは難しいのだ
 

セルフタイマーである。
ナーニをいまさらそんなことなどというなかれ。
実に多くのアグリコミュニケーションのメンバーがこれに気がつかなかったのである。
ナニを隠そう、私自身がこれに気がつくまでに偉く時間が必要であった。事実、「産直農家のデジタル写真入門(農文協刊)」でも、これについては触れていないのがその証拠。

セルフタイマーと聞けば、花の東京さ出かけた折、皇居の二重橋やら、東京タワー、赤レンガの東京駅の前さ並んで、アンテナのよう三脚の脚を引っ張り出して、○チョンカメラを取り付けて、
「木下さーん。もうちょっと右ー」
「きんちゃん。目をつぶるなよー」
などと幹事さんが叫んで、シャッターを押してあわてて走って列に加わる。
と、まあ、あれを思い出すわけだ。やったことある人も多いと思う。

シャッターを押してから10秒とか15秒後に実際にシャッターが切れるように作ってあるのだ。これを農作業に取り組む己の撮影に使わない手はない。

デジカメのメーカーは例外なく記念写真を採れるようにセルフタイマーを、いかに安い機種にであろうがくっつけている。おまけのおもちゃみたいなデジカメにもくっついている機能だ。

コツは、面倒がらずに何度も何度も画像を確認しながら、デジカメと作業している場所を行ったりきたりすることである。
この言ったり着たりという行為が実はものすごく恥ずかしいのだ。あるいはまた、誰もいないのに、畑で一人でデジカメに向かってポーズを撮っている自分を想像するだに、あるいはマタ、そうやって写しているところを他人に見られでもしたら、穴があったらもちろんのこと、もし穴がなかったとしてら掘ってでも入りたい気持ちになるわけだ。
この恥ずかしいという気持ちを捨てるところから傑作は生まれるのだ。

ただし、何百枚写そうが、黒木瞳とか、高倉健のようには写らないことはいまさらいうまでもないだろう。

 
     

取材協力:
瀬尾養蜂園
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