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第21回

ブレで動きを表現するのだ

 
シャッタースピードで変化するブレの量
 

さて左の2枚の写真をとくとご覧いただきたい。
この写真に写っているのは、北海道洞爺湖湖畔でそば屋を営む友人である。なかなか気合いの入ったそばを打つ職人である。北海道洞爺湖にお越しの折にはぜひお立ち寄りいただきたい。
モデル料を払えないので宣伝させていただいた。

で、上と下とではご覧のとおりブレの量が違うのだ。
上の写真はそばをこねるダイナミックさを表現するために、大きくブレるようシャッタースピードを遅くした。具体的には1/4秒である。
下の写真は、こねる作業の微妙さ、デリケートさを表現するためにブレの量を小さめにした。シャッタースピードは1/16秒だ。

上の写真と下の写真では、ブレの量が4倍違うことになる。写真を撮るというのはこれまで何度か書いてきたけれど、ある意味で理屈である。
理屈とは科学的ということであるが、それではカメラマンがみんな科学的思考ができるのかというと、まあ、ほぼそういうことはないと思ってよろしい。

 
     

取材協力:
北海道洞爺湖町 蕎麦蔵
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