佐賀県太良町 澤山さんの稲刈り(文中敬称略)
「なおさんは、稲刈りです。見ますか?」
と、家に着くなり澤山里美が言う。
もちろんそれが目的で来たのだからと、案内してもらう。末っ子のめいちゃん(小2)と三女のはるちゃん(小5)も、いっしょだ。
澤山里美の運転する軽トラックで自宅から、川ぶちの農道を行く。
道路の右側は切り立った山。
細々と川と山の合間にミカンや田んぼが点在する。
農道から4mほど下った河川敷に3反ほどの田んぼがあった。むろん方形であろうはずもなく、ここに水平を出した昔の人はやはり偉い。
方形でない田の稲刈りは信じられぬほどの手間がかかる。ほぼ2割ほどを手で刈り取り、コンバインに放り込んで脱穀する。
まさにその作業中であった。 |