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第10回
望遠ズームの被写界深度
絞りを絞ればいいというもんじゃないのだ。
ある程度年齢のいった女性を撮影する場合には、とくに絞っちゃいけないのだ。
なんでかというと、見事に鮮明に写るからである。
若いおねーちゃんのように、防水性能のきわめて芳しいピチピチお肌であれば、どんなに絞ってもクレームはつかない。
ところがである。まあ正直言って30の坂を越えてくると、衰えが始まり、それが顕在化してくる。これは、学問的には「加齢による防水能力の低下」症候群と呼ばれる状態だそうだ。
ここまで書いて、ふと気がついた。このコーナーを読むのは男性だけだという前提で書いてきた。しかし、女性も読むのだとすると物議をかもすかもしれないけれども、まあ、一度書いてしまったものはしかたがないのでいちいち訂正しない。
さて、望遠ズームのときには絞らないほうが好ましい結果となる。
さらに、絞りを開けるので光がいっぱい入ってくるから、シャッタースピードも速くなる。
つまり、ブレにくくなるのだ。
左の2枚の写真を比較していただきたい。
上の写真は絞りは開放のF2.8。
背景はみごとにボケている。
シラカバの木肌が強調されて、なんだかさわやかな感じがするはず。シラカバも浮き上がって立体的に見える。
下の写真は、絞りをF8に絞って背景にもある程度ピントが合うようにした。
すると、なんだかごちゃごちゃとうるさい感じの写真になった。
シラカバが背景に埋没しちゃって、平面的に見えるだろう。
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