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第9回 サラダをカッコよく写す
 
その1 撮影場所の準備
 

サラダといったらイメージは朝である。
朝を表現するためには、強い光が必要で、そのときには、障子紙は不要となる。

写真のように窓際にテーブルを運ぶ。
日本間であれば、ちゃぶ台でもなんでも結構。

ただ、サラダはどう考えても和風ではなくて、洋風の食べ物である。よって、表面はちゃぶ台のまんまというわけには行かないのだ。
コルクボードは、いまホームセンターでものすごく安く買えるようになったので1枚準備しておこう。

この撮影方法は純粋に太陽光線に依存するので、曇りの日には無理だし、もちろん夜もだめ。

撮影する時間帯を見極めて、午後から撮影するのであれば、西向きの窓、午前中であれば東向きの窓を使う。

で、洋風の写真になるから、コルクボードなどの上に敷く敷物も、明るい色のランチョンマットなどがあればいいだろう。なければコルクのままで問題はない。

 
その2 ありえない配置と小物
 

左の写真をじっくりご覧いただきたい。
ふつうの家庭で、朝食の食卓に料理をこういうふうに並べることはありえない。後ほど和食の朝ごはんも解説するけれど、とにかく、通常ありえない配置になるのだ。
左の写真では植木鉢までひっくり返してある。
なんでこうなるのかというと、こうしないと写真写りが悪いからだ。

最近のスーパーなどは、横文字だけのドレッシングも扱うようになったので、ほとんど日本じゅうどこでも手に入るはず。残念ではあるが、「しそドレッシング」のようなものは、この場合に限っていうならばあわない。

西洋の朝ごはんといえばコーヒーであるし、お箸ではなくてフォークだろう。と、ここまで徹底的に演出するのである。ここに背景からの強い光が差し込むと、後はだれが写したってカッコいい写真となるのである。

画面の左後ろから強い光が来ているので、カメラの位置は画面の右下方向からとなる。

左の写真のような位置関係になる。
このときに注意することはたった一つ。
これまで何度も繰り返してきたが、目の前にあるものを全部写してはぜったいにいけない。ふつうの人間であれば、たとえばフォークの全体が写っていなくたって、フォークの先っぽさえ写っていればフォークだと認識する。
コーヒーカップもしかり。カップのグリップとコーヒーがほんの少し写っていればそれはどう見たってコーヒーにしか見えないのだ。
参考までに下に「ダメダサ写真」を掲げるのでよく観察していただきたい。

 

 

↑完璧なダメ写真だが、普通はこういう風に撮っている

↑上の解説のとおりにやるとこう写る
   
 
この方法で撮影した作例
 

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