講習会のときによく、
「どんなカメラを使えばいいのか」
という質問を受けるのだが、高い銭を出しても、使えないカメラというのがある。厳然としてあるものはしかたがないのだ。Webで使うだけで、たまにチラシの写真も写すということであれば、カメラメーカーの製品で3万円台の400万画素で、8倍程度以上の倍率のものを購入しておけば、少なくとも後悔はしない。要するに型落ちでよろしいのだ。
で、最新型の800万画素薄型3倍ズームというのが売れに売れているそうだけれども、7万円近くもするくせに、商品撮影にはまあ、絶望的に使えない。
講習会ではこういうのを買って泣くほど悔しい思いをしている諸君が多い。
左の写真のように撮影することは、じつはさほど困難なことではない。簡単であるといっても過言じゃない。しからば、なんで写らないのかというと、こういう風に物を見ていないからである。
人間の目というのはきわめて賢い。頭はさほどぱっとしない私の目でさえも、そんじょそこらのカメラよりもはるかに高性能である。
ただ悲しいことに、最近老眼になってきて近くの細かいものは見えなくなってきたので、カメラの「マクロ」機能(チューリップマーク)は、がたが来始めた。
マクロはだめになってきたけれども、遠くであればますますはっきり見えるのだ。
今回は、左の写真のように写すにはどうしたらいいのかを解説する。要するに、物の見方を変えようということである。
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