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農業ウェブ講座
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第9回 簡易スタジオ徹底使い倒し術 その2
 


講習会のときによく、
「どんなカメラを使えばいいのか」
という質問を受けるのだが、高い銭を出しても、使えないカメラというのがある。厳然としてあるものはしかたがないのだ。Webで使うだけで、たまにチラシの写真も写すということであれば、カメラメーカーの製品で3万円台の400万画素で、8倍程度以上の倍率のものを購入しておけば、少なくとも後悔はしない。要するに型落ちでよろしいのだ。

で、最新型の800万画素薄型3倍ズームというのが売れに売れているそうだけれども、7万円近くもするくせに、商品撮影にはまあ、絶望的に使えない。
講習会ではこういうのを買って泣くほど悔しい思いをしている諸君が多い。

左の写真のように撮影することは、じつはさほど困難なことではない。簡単であるといっても過言じゃない。しからば、なんで写らないのかというと、こういう風に物を見ていないからである。

人間の目というのはきわめて賢い。頭はさほどぱっとしない私の目でさえも、そんじょそこらのカメラよりもはるかに高性能である。
ただ悲しいことに、最近老眼になってきて近くの細かいものは見えなくなってきたので、カメラの「マクロ」機能(チューリップマーク)は、がたが来始めた。

マクロはだめになってきたけれども、遠くであればますますはっきり見えるのだ。

今回は、左の写真のように写すにはどうしたらいいのかを解説する。要するに、物の見方を変えようということである。

とにもかくにもまずは基本である 詳しくはこちら
 
すべての撮影の基本になる白背景。これをとにもかくにもきちんとマスターせねば、なにも始まらないのである。

背景に色をつけるのは、よほどしっかりと計画しないと消費者金融のCMのようになっちまうので、やめたほうがいい。

グリーンの背景とか、ブルーの背景とかを使いたくなるけれども、そういうのはうまくなってから、恐る恐る試してみるのが正解である。

前回も解説したけれども、黒も無難。

その意味では無彩色の灰色も使える。灰色のグラディエーションの背景は非常に有効だけれども、ちと高いのだ。

2枚とも、窓際スタジオ+レフ板だけで撮影した。


理屈は同じ

詳しくはこちら
 
トマトと菜っ葉はサラダだろう 詳しくはこちら
 
この連載を読んで実際に自分で試している人であれば、トマトも菜っ葉もキュウリもかっこよく写せるようになっているはずである。
写せないようではいささか困るんだけどね。

さて、HPだろうが、チラシだろうが、ポスターだろうが、トマトや菜っ葉そのものの写真だけでは成立しない。どうやって食べるのか、どうやって食べてほしいのか。あるいは、きっとこうやって食べてるんだろうなー、とか、とにかくイメージを膨らませるのだ。

さらに、見る人をほっとさせたり、共感させたり、うまそうだなーと思わせたりできなければ、情報として不完全なんだ。

すべての生産者は、丹精込めて栽培しているはず。自信をもって消費者に届けているはずだ。
自分の菜っ葉がいちばんうまい、
みんなそう思っているはずだし、それは尊いことだと思う。

であれば、立派な作物、うまそうな作物は、立派に、うまそうに写っていなくてはいけないのだ。

日本人の正しい朝御飯 詳しくはこちら
 
本誌にも書いて、繰り返しになってまことに恐縮であるが、朝ごはんはやはり米の飯と漬物が基本である。

米農家のくせに、朝からパンを食うような不届き者が増えたと聞く。
そのくせ、
「米の消費量が少なくなった」
などとたわけた泣き言をいうのだ。

人様に米を食えというのであれば、率先して農家自らが米を大量に食わないといけないのだ。

と、まことに過激ではあるが、私はそう力をこめて思っているのだ。
ちなみに、私は女房と二人暮らしだが、月に15kgの米をきっちりと食う。

     
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