最初に写すのは、作業者の表情。 これは最重要項目であることを肝に銘じなくてはいけない。これまで農業者の顔がまったく見えなかったし、今、盛んに大手スーパーで「顔の見えるなんちゃら」というのがはやってるけれども、あんなもの信用できないのだ。 農家は自分のことは自分できちんと表現しなくちゃいけない。100万の言葉を連ねるよりも、1枚の写真のほうが説得力をもつという見本だ。農業情報の基本中の基本、トレーサビリティーの基本中の基本だ。
上の写真を写すアングルは、左の写真。こんなの見なくてもわかると思うけれども、これまで何度も何度も講習会をやってきたけれども、意外にやって見せないとわからなかったのだよ。 見てわかるようにローアングルで撮影する。 かならず苗の様子も写し込むこと。
苗というのは、ロータリーをかけ畝を作った畑に、「穴」を掘って植えるんだというあたりまえのことも写真にする。ラッカセイが土の中に実を結ぶのだということを畑を見るまで知らなかったやつもいる(なにを隠そう、わたしである)。 農家の手も、どんどん見せよう。 農家の手は荒れていることが多くて、それを恥じる人もいる。けれども、それは言い古されているが、農家にとっての勲章である。恥じる必要はないのだ。
上の写真の撮影は、作業者の肩越し。手元をしっかりと見せるにはこのアングルしかない。料理番組などで、作業者の正面から撮影しているけれども、あれは大きな間違い。まあ、間違いというよりも、手元を見せたくないということだろうなあ。 手元にはすべての知識や経験が詰まっている。 隠さずどんどん見せよう。見せても減るもんじゃないのだ。
気をつけていることなども解説する。