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アグリ@ナビ バックナンバー
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2007年12月号

アグリ@ナビ 2008年5月号
【食料安全保障装置】
最後の審判の日への備え

ノルウェー領スバールバル諸島のスピッツベルゲン島という北極圏の島に、ロングイェールビーンという小さな村があります。この村の近くの山の中腹に、「スバールバル世界種子貯蔵庫(Svalbard Global Seed Vault)」という種の銀行ができあがったのだそうです。
現在、世界で1400もの種子バンクが稼働中ですが、スバールバル世界種子貯蔵庫は、そのなかで世界最大規模の施設。施設の内部には、ざっと300万もの食用作物の種子サンプルが零下18℃で保存されています。
この世界最大の種銀行は、地球規模の災害などで人類の生存が危ぶまれる事態におちいったとき、農業システムを回復させるための施設です。ノルウェー政府が建設資金を提供し、世界じゅうの「種子銀行」のネットワークを運用する「Global Crop Diversity Trust(世界作物多様性財団)」(本部・イタリア)が管理しつつ、食用作物種子の非常用貯蔵庫として機能することになるのだそうです。
さて、この施設が北極圏に建設された理由は、万一冷却のための電力供給がとだえた場合でも、周辺の永久凍結層が、一定期間天然の冷却機構として働いて貯蔵されている種子が保護されるように考えられているためだとか。
本記事のリンク先は世界作物多様性財団のウェブサイト。スバールバル世界種子貯蔵庫のさまざまなニュース映像が動画で見られます。
“最後の審判の日”という発想が、西欧の人たちの頭にどのようにインプットされているかを知るうえでも、いちど見ておくべきでしょう。そのときだれがこの種子を育てることになるのかは、ひとまず考えないことにして――。


【幕末日本】
欧米人の見た幕末日本
(欧米人の見た幕末日本)

幕末の日本を訪れた欧米人が、帰国してから日本を紹介するための書籍を刊行するときに、克明に描き写した版画を添付しました。このサイトはエンゲルベルト・ケンペル(オランダ商館付きの医師)の没後1727年に刊行された『日本誌』と『ペリー提督日本遠征記』(1856年)、そして1860年代当時の様子が描かれた『絵で見る日本』(アシエット社)の3冊の本に掲載されている日本を描いた版画を集めて掲載しています。
どれも興味深い絵図ばかりですが、なかでも秀逸なのが『絵で見る日本』に収録されている「町人の生活」です。その当時の稲作の模様やさまざまな風俗が展開されていて、とても同じ日本とは思えません。別の国に連れていかれた気がしてきます。
日本とはなにか。近代化の前のご先祖様たちはどんな暮らしをしていたのか。数百年という時の流れのなかで、得たもの失ったものに思いをはせてみるのはいかがでしょうか。


【合鴨家族】
これぞ、有無をいわせぬ説得力
(古野農場ホームページ)

アイガモ農法の開祖のひとりである古野隆雄さんのブログです。古野農場の紹介に、「古野隆雄、久美子と5人の子供たちを中心に家族で完全無農薬有機農業を行っています。福岡県嘉穂郡桂川町寿命で水田3.2ha、野菜1ha、その他(あずき、大豆、そば)0.8haの計5haを作付けしています。特に水田では合鴨水稲同時作を行っています。また200羽の鶏を飼って、卵と肉も生産しています。それから合鴨水稲同時作でできたお米を使って近所の造り酒屋さんと一緒に日本酒を造ったりもしています」と記されています。
よけいなことはなにひとつ書かれていないのですが、必要なことはきっちり押さえられていて、古野さんが長年続けてきた農場にたいする自信のほどをうかがい知ることができます。同時にこれはウェブサイト全体にいえることでもあります。
ここは、自分の農業スタイルを確立した特別な存在であるからこそつくれるウェブサイトなのでしょう。いらないものを可能なかぎり削り、必要なものをきちんと伝える。またそれでいながらデザインにも配慮がうかがえ、全体を貫いて流れる揺るぎない力を感じます。
農産物のオンラインショップの告知の仕方にも、いわゆる「売らんかな」の姿勢はみじんもなく、それは同時に農業のあり方そのもの、古野隆雄さんという人間の生き方そのものを感じさせてくれます。古野農場のもう1つのブログ「合鴨家族有機農業講座」は、古野農場で学んでいる人たちが書いているブログで、古野農場で農業を学ぶことがいかなるものかを伝えてくれています。

 

【焼肉調査】
1人焼肉は快感!?
(焼肉調査結果/DIMSDRIVE独自の公開アンケートによる最新調査結果)
焼き肉好きですか? インターワイヤードという会社が、インターネットを使ってさまざまなアンケートを集めています。そのなかに、焼き肉に関するアンケートがありました。
それによると「焼肉を『自宅でしか食べない』1割、『自宅以外でしか食べない』3割」「若い年代は『メニュー』や『価格』、年代が上がると『安全性』や『店内の快適さ』を重視」といった結果が出たそうです。
なかでも興味深いのが、40代以上男性の3割が、「1人焼肉」の経験アリといった結果が出たことです。「1人焼肉」という言葉を知ってますか。1人で焼き肉を食べている自分の姿を、あなたは想像できますか。“1人カラオケ”とどっちが微妙なんてことはさておき、6500人を超えるアンケートのなかでなんと全体の12.2%が、“1人で焼肉店に行って食事をしたことがある”と答えています。
また性別では、すべての年代で男性のほうが1人で焼き肉店に行く傾向が高く、男女とも年代が上がるにつれて「1人焼肉経験者」の数も上昇しています。
家族やおおぜいでわいわい食べる焼き肉というイメージはもう過去のものなのでしょうか。う〜ん、こんど、家族抜きで自分の好きな肉を、食べたいだけ味わってみようと考えたのはわたしだけでしょうか。

【たまごやさん】
食べてくれるあなたに見てほしい
(ひよこの成長日記)

楽天というインターネット通販で、「たまご」の産地直送販売でブレーク中の信州伊那谷の養鶏場「農業組合法人大原農園組合」のブログ。このページは、「ひよこの成長日記」を公開しています。成長のはやい鶏が雛から卵を産むようになるまでを、写真や文章で報告することが最初の目的だったようです。
さて、当初はどんな環境でひよこたちが大きくなっていくのかをとにかくみんなに見てもらおうと思ったのでしょうが、途中から養鶏場のある伊那谷の紹介や、家族のつぶやき、たまごかけごはんの正しい作り方などさまざまなお楽しみ要素も入ってきました。ビデオで撮影した動画まであります。
文章も軽妙で、それが魅力にもなっているのですが、読む人を楽しませたり、喜ばせるような文章は、書こうと思って書けるものではなく、やはり天賦の才能なのかもしれません。また、農家のブログに今後ビデオを用いた動画が多用されていくことを予感させます。

 


【化学物質】
化学物質を扱うあなたのために
(国際化学物質安全性カード(ICSC)−日本語版−)
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(進め!農業者!!)
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