ハンドルネーム「風来山人」さんは、岩手県の沿岸地域でジャガイモ、大豆などを栽培して生計をたてています。もとは農家の生まれではなく、1990年代の初めに、現代の都会生活に病的な患いを感じて百姓として生きる決心をしたとポータルサイト「農のある風景」の巻頭に書いています。
50歳を目前にして都市生活を捨て、縁もゆかりもない東北の地に生活の場を移した風来山人さん。気がつけば、耕して食べる暮らしを始めて10年以上の歳月を経ました。そんな風来さんがネット上で公開しているサイトは大きく5つに分かれます。
1つは農作業日誌の「作業日誌『農のある風景』」。2つめは、耕す生活のなかでの思索を書きつづる「耕す生活−農的生活を求めて」という農業の可能性について語るもの。3つめは「百姓の百科」をめざす「百姓の知恵袋」、4つめが自分の作物を購入している人に情報開示をするための「耕作者の部屋」。最後が雑談と放談を交えながら農に関する文献について語らう「講読の部屋」で、本の書評などがぎっしりと詰まっています。どのサイトも、“後に続く人のために”という熱い思いによって貫かれています。 |