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食と農の総合誌 地上
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アグリ@ナビ バックナンバー
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2006年12月号

アグリ@ナビ2006年12月号
【田んぼ通信】
コメ専業農家はなにを考えるか?
〈角田発 田んぼ通信〉

宮城県角田市で『ひとめぼれ』を生産する面川義明さんは、自分の作った米を食べてくれる人のために「宮城県角田発・田んぼ通信」を開設しています。
「米づくりを始めてもうすぐ30年。家族は、8人。米づくり専業(減反田に大麦と大豆も作っています。)の百姓です。米作りの基本は土作りです。米糠など有機質肥料を主に使用し無駄な農薬を極力控え、おいしいお米に仕上げるために田んぼに通い続けています。/米は生き物。真面目に田んぼに通った分だけお米は美味しくなるのです」

おいしい米を作るというのはどういうことか、米農家の目に見えている世界とはどのようなものなのかが、とてもビビッドに伝わってきます。「趣味は百姓、職業は農業」との書き込みには、土に触れる人間としてのプライドと決意がうかがわれます。

天気と折り合いをつけながら、日々の暮らしを書きつづる「だだわらす子のひとり言」というブログには、農業という職業がじつに鮮明に浮かびあがっています。忙しいなかで書き進める文章にはよどみもためらいもなく、すがすがしさすら感じるほど。米作りの現場の声を、これほど嫌みなく伝えるサイトは珍しいですね。

 



【食と農】
「食」と「農」とわれわれの関係
〈私たちにとって「食」と「農」とは〉

旧・農林省で草地関係の仕事に携わったあと、さまざまな機関で草地の生産性向上や飼料調製技術などの指導をし、昨年からは独立行政法人家畜改良センターで海外協力関係の業務についていた吉田信威さん(今年9月末日をもって退職)。そんな吉田さんが、これまで所属してきた機関とは関連はないとの但し書きつきで、この十数年間書きためてきた個人的な意見が、「私たちにとって『食』と『農』とは」という論考です。

「食糧の特質」「農業の特質」「農業と文明の歴史」「『米』について」「有機農業について考える」「バイオテクノロジーとバイオビジネス」「農産物貿易について」「どのようにして食べるか 身近な問題としての食」などなど全部で13の章からなっています。さらに、それぞれの章が7〜8節に分かれているのですが、「あるべき食糧制度」などの3つの節を除いてほぼ書きあがっています。
  吉田さんが巻頭に書いているように「主要食糧としての米についても以前の食管法の時代に書いたもので、今となっては全面的に書き直さなければならないとは思っていますが、なかなか思いを果たせないでいます」とのことですが、日本列島で生きていくうえでわたしたちが「食」と「農」について知っておくべき、たいせつなことがわかりやすくつづられています。

最後の章に記された「『食』の重要性を改めて認識することが、いかに『農』が大事であるか、ということを会得することにもつながるように思われる」という吉田さんの思いを、われわれは食育のなかで生かすことができるでしょうか。

 



【田舎時間】
あらかじめ失われていた田舎を取り戻す試み
〈田舎体験と農業体験 田舎時間〉

「田舎時間」は、慶應義塾大学SFC研究所員の貴山敬さんが、自らの研究活動の一環として運営する企画に関するサイト。「田舎を楽しむだけではなく、田舎の価値を発見し、主張し、守って」いくことを眼目としています。

都市で暮らす若者の多くが、帰るべき田舎がありません。貴山さんも「田舎に帰ったときの、あの安心感、周りの建物・人・文化に溶け込んでいる自分、自然に逆らわない日々、そういったものがもう一度欲しくて」田舎体験をできるところを探したのだそうです。しかし、「数十人で田植え体験といったものはあっても、少人数で、家庭的な匂いのするものは、私が探せる範囲内にはなく、あったとしても味気ない文章説明だけで雰囲気がわからないので、それだったら自分で作ってしまおう、と思ったのが田舎時間設立のきっかけです」とのこと。

あらかじめ失われていた心の田舎を求める動きは、人が自然から切り離され、あらゆる価値が金銭に換算されればされるほど、より強く激しくなるでしょう。田舎に潜在する価値を求める若者たちが、田舎そのものを変える原動力になるかもしれません。

 



【養鶏場の日常】
3万9000羽のニワトリがいるたまごの家
〈たまごの家〉

石川県鳳珠郡にある川崎安和養鶏場の後継者である「あけみ」さんのブログです。

小さなときから養鶏場を守る両親の姿を見て育ち、隣町から婿にきたご主人との共同経営で、すでに30年近くも卵を拾い続けています。あけみさんは、そうした暮らしの断面を、昨年の6月からほぼ毎日、短い文章と写真とで記録し続けています。

昔からこうした日記は、日本の女性が伝統的に得意としてきたもので、あけみさんもその例に漏れません。毎日一つ、心に浮かぶこと、気がついたこと、目に留まったことなどをささっと書き留めて、自分たちをとりまく世界でなにが起きているのかを発信しています。

ブログを書き始めた2回めの文章には、「私は、タマゴを作っています。きょうの生みたてのタマゴです。温かいご飯にかけるとおいしいです」とあり、生みたての卵を割った写真が添えられていました。
まるで詩のようで、なにげない日常がいとおしく思えてくるから不思議です。素直に自分を表現できるすばらしさをぜひみなさんも体験してみてください。

 





【サンタクロース追跡】
北米航空宇宙防衛司令部の任務

24時間体制で衛星の状況や地球上の核ミサイルや戦略爆撃機などの動向を見守っているのが

アメリカ合衆国とカナダが共同で運営する「ノーラッド」という組織。いつミサイルが飛んでくるか気が気でない人たちの安全と安心を任されていて、正式な名前を「北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)」といいます。

じつはこの最新の科学機器を備えて全地球的な観測体制をしく組織が、冷戦さなかの1950年代からつねに観測を試み、追跡しているのが、あの夢と希望を届けるサンタクロースなのだそうです。

毎年クリスマス時期になると、世界じゅうの子どもたちのために、サンタクロースの出発を偵察衛星で確認し、その飛行をレーダーで捕捉し、戦闘機を飛ばして、サンタクロースを追跡しているのだとか……。11月下旬から追跡が公開されるので、さりげなく生意気な子どもたちに見せて、親としての威厳を見せつけてやりましょう。


【少年時代】
世界の指導者たちの若かりしころの写真

だれにでも子どもだった時代があります。ありますよね? ところで、世界で大きな顔をしている、あるいはしていた大物指導者といったら、何人くらい思い浮かびます? 

影が薄くなりつつあるイギリスのブレア首相、アメリカのジョージ・ブッシュ大統領、ロシアのプーチン大統領、キューバのカストロ議長、いまはなきアラファト議長、さらに毛沢東、ネルソン・マンデラ、ガンジー……。

ここにあげた権力者の子ども時代や青年時代の、初々しくも、ちょっと恥ずかしい写真が掲載されているページがあります。アメリカとイランの国防について語り合うための掲示板なのですが、これがなぜ国防に結びつくのかはさておき、のぞいてみる価値はありそうです。


【超高解像度】
絵のようにきれいな写真
【農業問題】
農業文化の創成で豊かな生活を実現
(BeAGRI 新しい農業の創成と豊かな生活の実現)
【飛行体験ゲーム】
東京上空飛行散歩
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